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家電製品ミニレビュー
富士通ゼネラル「DAS-301R」

~狭いトイレにも置ける強力脱臭器
Reported by 本誌:伊達 浩二

DAS-301R
 昨年、拾ってきた幼猫は、元の体重の6倍にあたる3.6kgの立派な体格に成長した。彼は、毎日バリバリとキャットフードを食べ、夜ごとに高い足音を立てて廊下を走り回っている。

 マンションでの室内飼いなので、猫用トイレは、人間用トイレ内に置かれている。“おから”製の猫砂を使っているので、排泄物は、そのままトイレに流せるのだ。

 とはいえ、排泄物の量が増えていることもあって、猫トイレの臭いのせいで、居住環境としての快適性が少しく失われてきていたことは否定できない。以前は読書をするほど快適だったトイレの滞在時間が、だんだん短くなってきているのだ。

 とりあえず、小型の空気清浄機を導入してみたが、あまり芳しい結果が得られない。思い切って、リビングルームで効果を挙げている富士通ゼネラル製の家庭用脱臭機を追加導入することにした。

 購入したのは、「DAS-301R」という機種だ。価格はオープンプライスで、ヨドバシカメラでの購入価格は39,700円。10%ポイント還元だった。

 富士通ゼネラルの脱臭機の特徴を箇条書きにすると次のようになる。
・強い臭い、弱い臭い、付着した臭いに、それぞれ対応した3WAYデオドラントシステム
・ヒーターユニット内蔵で、フィルタを自動再生
・トールボーイ型で、設置面積をとらず、操作しやすいデザイン


本体パッケージには「3WAYデオドラントシステム」の図解が描かれている
 まず、3WAYデオドラントシステムについて簡単に説明しよう。本体前面から吸引された空気は、プレフィルタと集塵フィルタを通る。次に、複合金属酸化触媒ハニカムフィルタと活性炭フィルタで強い臭いを脱臭する。最後に紫外線ランプ、光触媒プレート、オゾン分解触媒フィルタによって、弱い臭いを脱臭する。ついでに、低濃度のオゾンを放出し、カーテンなどに付着した臭いを脱臭する。各種の技術が組み合わされており、かならずしも全部を理解できるわけではないが、通常の空気清浄機に比べると、力の入った構造になっていることはたしかだ。

 プレフィルタと集塵フィルタについては、掃除機や水洗いで復活する。1カ月に1回程度の掃除が必要だが、消耗品が発生しないのはありがたい。複合金属酸化触媒ハニカムフィルタと活性炭フィルタについては、ヒーターが内蔵されており、自動的に再生する。

 DAS-301Rは、274×221×653mm(幅×奥行き×高さ)と、スリムで背の高いデザインになっている。周囲に多少の空間は必要だが、通常の空気清浄機に比べて、狭い場所にも置きやすい。


本体背面
側面
操作パネル。ボタンは2つのみ

トイレに設置した状態。タンク脇の狭いスペースに、すっきり収まってしまう
 今回は、小型の空気清浄機と交換する形で、トイレに設置した。前に置いていた空気清浄機も、かなり小さい方だったのだが、DAS-301Rの方がスペースをとらないのには驚いた。

 操作ボタンは、本体の上面にあり、操作しやすい高さだ。ボタンも2つしかなく、操作に迷うことは少ない。リモコンはないが、必要性は感じない。

 電源コードをつなぎ、電源スイッチを入れて、自動運転のままで、しばらく放置しておいた。数時間後に、トイレに入ってみると、空気が全然違う。目立っていた猫関係の臭いだけではなく、それまでは意識されていなかった臭いがなくなったことがわかる。リビングルームに設置した際にも効果を感じたが、今回は狭いスペースなので、脱臭能力の強力さがよくわかる。

 DAS-301Rの運転モードは、「自動」のほかに「静音」「強」がある。また、「パワフル1時間運転」「パワフル4時間運転」という、臭いの強いときに、一定時間強力に運転して、元のモードに戻る機能もある。しかし、トイレで使用する場合には、これらの機能は、あまり必要としない。広い場所で使用する場合に有効な機能と思えばよいだろう。

 調整したのは、本体パネルの裏にあるスイッチで、消臭成分の放出量を強から中に変えたぐらいだ。狭い場所なので、消臭成分のオゾン臭が気になり、弱くしたわけだ。


運転モードは、「自動」「静音」「強」の3種類。そのほかに、一定の間だけ強力に脱臭する「パワフル1時間運転」「パワフル4時間運転」モードもある 吹出口の内部には、脱臭ユニットが備えられている パネル裏のスイッチで、消臭成分の放出量を3段階に調節できる

以前購入したDAS-30P(奥)と、本体の大きさや機能はさほど変わらない。リモコンの有無とデザインで選んで良いだろう スイッチ部には点字表記も併用されている

 なお、以前に導入した「DAS-30P」と、今回購入した「DAS-301R」は、本体の機能はほとんど共通だった。本体の大きさもほとんど変わらない。一番大きな差は、DAS-30Pにはリモコンが付いており、一時的に強力に運転する「ダッシュ運転」の設定時間が30分に固定されている。DAS-301Rは、リモコンがなく、一時的に強力に運転する時間は1時間と4時間から選択できる。広い場所で動作モードを切り替えて使う場合はDAS-30Pを、手が届く範囲の狭い場所で使う場合はDAS-301Rを選べば良いと思う。ただし、機能面では大差はないので、筐体のデザインで選んでも、良いだろう。

 我が家で2台目の導入となった富士通ゼネラルの脱臭機だが、今回も導入は成功だったと思っている。

 とくに、トイレというわかりやすい場所に設置したことで、空気清浄機との脱臭能力の差がはっきりとわかったのは収穫だった。また、設置スペースの小ささも印象的で、少し余裕のあるトイレであれば、水タンク脇などに設置できるだろう。

 消臭のための器具に、3万円台という価格は、ちょっと決心のいるところだが、消臭剤や芳香剤がいらなくなることを思えば、長期的には許される範囲ではないかと思う。生活臭などでお悩みの方に、強く推薦する。





URL
  株式会社富士通ゼネラル
  http://www.fujitsu-general.com/jp/
  製品情報
  http://www.fujitsu-general.com/jp/products/deodorize/lineup/das301r.html

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2007/05/09 00:00

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