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カリタ「TC-103」
~タイマーで沸かせるステンレス製コーヒーメーカー
Reported by 清水 理史
カリタ「TC-103」
我が家でもっとも代替わりが激しい家電。それがコーヒーメーカーだ。
毎朝、2~3カップ分のコーヒーをドリップする程度と、さほど激しく使い込んでいるわけではないのだが、しばらく使うと、大抵の場合、ガラス製のポットが割れて使えなくなってしまう。
これまで使っていたコーヒーメーカーも例に漏れず、ガラスポットが割れて使えなくなり、改めて購入したのが、このカリタ製コーヒーメーカー「TC-103」だ。Amazon.co.jpで13,400円だった。
ポイントは、今まで苦労し続けてきたポットがガラス製ではなく、ステンレス製となっている点。一見、「重そう」なイメージがあるが、実際に持ってみるとさほどでもないうえ、中が真空二重構造となっているため保温性に優れている。
そういえば、以前のコーヒーメーカーはガラス製ポットを熱して保温していたため、時間が経つとコーヒーが煮詰まって、なんとも苦々しい味になってしまっていた。これに対して、TC-103の場合、短時間ならばポットをプレートから取り外しておいても、適温、かつ風味を損なわずにコーヒーを保温しておくことができる。さすがに何時間も保温し続けることはできないが、朝、2杯目のコーヒーもおいしく飲めるのはありがたい。
本体側面
ポットは二重構造のステンレス製。プレートで熱して保温するタイプであることに変わりはないが、短時間ならテーブルの上などでもコーヒーを適温に保てる
デザインも優れており、ステンレスの質感が高く、全体的に落ち着いた印象だ。抽出中に水タンクがライトアップされるというなかなか凝った演出がなされている。
ただ、このライトアップは面白いが、さほど重要ではない。派手さはないので気づきにくいかもしれないが、むしろ注目してほしいのは、タイマー機能が付いていることだ。前の晩にペーパーフィルターとコーヒー、水をセットしてタイマーをオン。これで、翌朝の指定した時間にコーヒーができあがっている。朝の忙しい時間を少しでも節約できるのが、何よりありがたい。
お手入れはどうかというと、ペーパーフィルターをセットする部分も手軽に取り外して洗えるうえ、水タンクも取り外してすすぐことができるため、さほど面倒ではない。おそらく洗うのに苦労することはないだろう。
写真ではわかりにくいが、水タンクが赤にライトアップされるという演出もなされている
時計機能とタイマーを装備。あらかじめコーヒーや水などをセットしておけば、指定した時間にコーヒーを作ることができる
ポットはもちろんのこと、水タンクなども取り外してお手入れ可能。フィルターをセットする部分もスライド式でコーヒーを入れやすい
唯一の誤算は、我が家には少々大きすぎたことくらいだろうか。1.3Lの水をセットでき、最大10カップ分のコーヒーを抽出できる大容量タイプなのはありがたいが、本体サイズは350×188×340mm(幅×奥行×高さ)と大きく、その分設置スペースも必要となる。しかも、電源を抜くとタイマーでも利用する時計がリセットされてしまうため、固定で設置しておくのが望ましい。
設置場所さえ確保できれば、機能的にも使い勝手的にも、きっと満足できるコーヒーメーカーと言えるだろう。
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URL
株式会社カリタ
http://kalita.co.jp/
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2007/05/08 00:12
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