ニュース

パナソニック、キッチンと調和する美しいデザインのビルトイン食洗機

 パナソニックエコソリューションズ社は、システムキッチンに溶け込むデザインを採用した「ビルトイン食器洗い乾燥機 Kシリーズ(フルインテグレートタイプ)」を、12月1日に発売する。希望小売価格は、ディープタイプの「NP-45KD7W」が21万9,000円前後、ミドルタイプの「NP-45KS7W」が19万3,000円前後(税抜・工事費別)。

ビルトイン食器洗い乾燥機 Kシリーズ

 キッチンに組み込まれたビルトイン型の食器洗い乾燥機。前面の排気口を無くし、上面操作部に変更してフルインテグレート化した点が特徴。これにより、キッチンと調和するデザインになり、閉じたら存在しないような一体感を実現したという。

 本体には、乾燥ファンだけでなく冷却ファンを新搭載。ツインファンとエアミキシングにより、乾燥時に排出される蒸気温度が従来機は約45℃だったのに対し、Kシリーズでは約35℃まで低くなっている。

 操作パネルには、LEDインジケーターを採用。洗浄/すすぎ中は青色に点灯、乾燥/ドライキープ中は赤色に点灯し、運転状況を一目で確認できる。

フルインテグレート化でキッチンに溶け込むデザイン
ツインファンとエアミキシングで排出される蒸気の温度を低減
LEDインジケーターで運転状況がわかる

 機能面では、洗剤の酵素パワーを高めてガンコな汚れも洗い流す「バイオパワー除菌」や、2種類の水流を発生させて節水性を実現しながら強力に洗浄する「プラネットアーム洗浄」、上カゴにコップなどを置いた後でも下カゴに食器を入れられる「ムービングラック」などを備える。

 省エネ機能「エコナビ」も進化し、新たに「室温センサー」を搭載。「汚れ」と「食器量」センサーに加えて、室温も測ることでより細かい制御が可能になったという。「エコナビ」運転した場合とそうでない場合を比較すると、最大約12%の節電、約17%の節水、年間ランニングコストは約2,000円節約できるという。

 ディープタイプの本体サイズは、448×630×751~851mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は約25kg。使用水量は標準コースで約9L。最大消費電力は875W/900W(50Hz/60Hz)。運転音は約38dB/40dB(同)。標準容量は食器点数44点/約6人分。

 ミドルタイプの本体サイズは、448×627×450mm(同)で、重量は約21kg。使用水量は標準コースで約8L。最大消費電力は875W/900W(50Hz/60Hz)。運転音は約36dB/38dB(同)。標準容量は食器点数40点/約5人分。

「室温センサー」を新搭載したエコナビ

 下位機種として、フルインテグレートを搭載しない「Mシリーズ」と「Vシリーズ」も発売する。いずれもディープタイプとミドルタイプを用意し、価格は15万8,000円~19万9,000円(税抜・工事費別)。

 「Mシリーズ」には、エコナビ機能が搭載、「Vシリーズ」にはエコナビ(ライト)が搭載されている。

西村 夢音