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三菱、個人の手足・足先の温度変化まで検知するルームエアコン

ルームエアコン「霧ヶ峰 Zシリーズ」

 三菱電機は、足先の温度変化も検知できるルームエアコン「霧ヶ峰 Zシリーズ」の2016年度モデルを12月上旬より順次発売する。容量2.2kW~9.0kWの全12機種で、価格はオープンプライス。店頭予想価格は、21万8,000円~40万8,000円(税抜)。

 三菱独自のセンサー技術を搭載したルームエアコン。人の体感温度を0.1℃単位で測ってそれに合わせた風を送る「ムーブアイ極」や、2枚に分かれたフラップが別々の場所にいる人に向けてそれぞれ動く「匠フラップ」などの機構を搭載する。

 新モデルでは、体感温度を測る「ムーブアイ極」の解像度が従来機より約4倍アップ。左右方向のセンシングをより細分化し、手先や足先の温度変化の計測が可能になった。これにより、暖房時に足先が寒いと判断したときはピンポイントで温める「風あて運転」、十分温まったら「風よけ運転」に自動で切り替えられるようになり快適さを実現している。

手足や足先の温度に合わせて送風の仕方を変える

 運転モードでは、室温や外気温から最適な運転を自動で判断する「自動モード」を新搭載。また、暖房時に足先が寒いときは冷たい足元を一気に温める「風あて運転」や、温まったと判断した後はその人を包み込むような「風よけ運転」なども行なう。節電モードとして、体感温度に合わせて送風と冷房運転を自動で切り替える「ハイブリッド運転」も搭載する。

 清潔面にも配慮し、エアコン内部の汚れを防ぐ「ハイブリッドナノコーティング」を熱交換器やファンに塗布。フッ素粒子と親水性薄膜をナノレベルで配合し、親水性の汚れや油汚れなどを防ぐ。また、前面パネルやフラップなどの外観パーツは取り外せ、内部の掃除が簡単にできるという。エアコン内部のフィルターを、定期的に自動で掃除する「フィルターおそうじメカ」機能も搭載する。

 本体カラーは、ウェーブホワイトとウェーブブラウンの2色。

エアコン内部の清潔面にも配慮している

西村 夢音