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業界初のつかむ技術を搭載した30万円のマッサージチェア
(2014/12/19 15:56)
フジ医療器は、業界で初めて“つかんで”ほぐす技術を搭載したマッサージチェア「サイバーリラックス マッサージチェア AS-770」を、2015年1月10日に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は30万円前後(税込)。
肩のコリをつかんでほぐす「つかみほぐしメカユニット」を搭載したマッサージチェア。“いかに人の手の動きに近づけるか”に着目し、つかむという動きを実現したという。
AS-770は、今年発売した製品の中ではミドルモデルに当たり、従来品よりもサイズが3割コンパクトになり価格も抑えている。
手に取りやすい価格にしたのは、本当に疲れている人に使ってもらいたいから
フジ医療器 代表取締役社長・木原定男氏は、今回のミドルモデルの発売について次のように話した。
「肩コリや腰痛を訴える人は多いですが、マッサージチェアは高いし家に置くスペースがないという声が多くあります。しかし、それは作り手の責任であり、何とかしたいと思っていました。そこで開発したのが今回のAS-770です。仕事で本当に疲れている30~40代の方に使っていただき、今後マッサージチェアの愛用者が増えていけばと思います」
価格を抑えたが、機能はそのままにフルスペックを実現したという。業界初の「つかみほぐしメカユニット」では、大小4つのもみ玉が肩周りを上下から圧迫する。ひねりをきかせた動きで、力強くもみほぐす。新技「肩つかみ」と「肩上たたき」で、筋肉を深く刺激し、コリを内側から解消するという。
エアーバッグは、「肩ぐう/腕/骨盤/ふくらはぎ/足」の各部位に搭載し、全身を心地よく圧迫する。足裏には、バイブレーション付きの突起も付いているため、むくみやすい足のケアもできる。
マッサージ機能は、「もみ/たたき/さざなみ/背すじ伸ばし」の基本技と、「肩つかみ/肩上たたき/肩甲骨ほぐし/腰ハードもみ/腰ハードたたき」の各部位を重点的にほぐす専用技を用意する。自動コースも搭載し、「全身疲労回復/全身集中/肩疲労回復/腰疲労回復/ストレッチ」の5つから選べる。
また、温風で背中全体をじんわり温める「温浴背ヒーター」も搭載。背もたれの内部にセットされたヒーターが温風を送り出し、腰回りから背中全体を温める。ヒーターは足裏にも搭載しているため、冷えやすい末端部分も温められる。まるでお風呂に浸かっているような、心地よさを味わえるという。
本体には、肩の位置を自動で検出するセンサーを備える。自動運転を開始すると、まずもみ玉が動き出して肩の位置を検出。そこからさらに、背中と腰部の位置も自動で予測するため、適切な位置でのマッサージが受けられるという。
本体カラーは、ブラック、レッド×ブラウン、キャメルの3色を用意し、インテリアに合わせて選べる。若い人が手に取りやすいように、スタイリッシュなデザインにしたという。なお、キャメルのみ受注生産品となる。
本体サイズは、脚部収納時で680×1,270×1,060mm(幅×奥行き×高さ)。重量は約62kg。定格時間は20分。消費電力は155W。リクライニング角度は約124~165度。
木原社長は、「マッサージチェアに座っていると皆さん笑顔になるので、もっと多くの人に体験してもらいたい」と話した。