厚み10mmの本炭釜を採用した三菱の「蒸気レスIH」

「蒸気レスIH 本炭釜 NJ-XW105J」クリスタルホワイト

　三菱電機は、厚み10mmの本炭釜を採用した高級炊飯器「蒸気レスIH 本炭釜 NJ-XW105J」を6月21日より発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は110,000円前後。

　加熱ムラが少なく、発熱性に優れた純度99.9%の炭釜を採用した5.5合炊きの高級炊飯器。炊飯中に蒸気が外に出ない同社独自の「蒸気レス」構造を採用するほか、重量センサーなどの細かい検知により、かため、柔らかめ、もちもち、しゃっきりなど好みに応じて15モードから選べる「炊き分け名人」機能を搭載する。

　新製品では、炭の特性を最大限活かすために、釜底中央部の厚みを従来比約1.3倍の10mmとした。釜底から発生する大きな泡で、カニ穴を作りながら炊飯し、ふっくらしつつもほぐれやすい、理想の食感のごはんを炊き上げるという。

本体上部

フタを開けたところ

釜底の厚さを従来比約1.3倍の10mmとした

　炊飯モードでは、健康ブームなどで関心が集まっている玄米をおいしく炊く「玄米芳潤炊き」を新たに搭載する。玄米の吸水を促進する独自の制御により、吸水量が従来の約2.2倍となり、ふっくら弾力のある玄米を炊くことができるという。

　また、従来より搭載している全国20銘柄の米に対応する「銘柄芳潤炊き」機能では、銘柄を選択したあと、さらに好みの仕上がりを選ぶことができるようになった。もちもち、しゃっきり、かため、やわらかめなど9通りの炊き分けに対応する。

玄米の吸水を促進するために、予熱段階で一度温度を上げる。こうすることで、表面に亀裂が入り、短時間で吸水できるという

吸水涼は従来の約2.2倍で、ふっくらとした玄米を炊くことができる

全国20銘柄の米に対応する「銘柄芳潤炊き」機能では、銘柄選択後に、さらに好みの仕上がりを選べるようになった

　本体サイズは253×342×225mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は約6.2kg。最大消費電力は1,350W。本体カラーはクリスタルホワイトとルビーレッド。

左から「NJ-XW105J」のクリスタルホワイト、ルビーレッド、「NJ-VW105」ピュアホワイト、ルビーレッド

　下位機種として、炊き分け名人機能、銘柄芳潤炊きなどを省略した「本炭釜 NJ-VW105」、ダブル炭コートを施した厚さ3.5mmの内釜を採用する「蒸気レス炭炊釜 NJ-XS105J」、コンパクトタイプで、5.5合炊きの「炭炊釜 NJ-VX105」、10合炊き「NJ-VX185」も同時発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は順に、80,000円前後、80,000円前後、60,000円前後、63,000円前後(全て税抜)。