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PM2.5問題で、2018年の中国の空気清浄機市場は2.2倍に拡大

 マーケティング会社の富士経済は、白物家電など家電製品32品目の世界市場調査を行なった。各製品の2013年の実績と、2018年の予測が中心となっている。

 注目製品とされている空気清浄機の市場は、世界市場が2013年の1,894万台から、2018年には2,409万台と27.2%増加すると予想している。

 とくに、PM2.5による大気汚染が社会問題化している中国は、2013年の250万台から、2018年には2.2倍の550万台まで拡大するとしている。これにより、現在は北米、日本、欧州に次ぐ位置である中国市場は、日本や欧州を上回り、北米に次ぐ規模となる。

 主な製品の予測を見ると、炊飯器が1億8,631万台から2億3,652万台へ26.9%増、エアコンが1億2,562万台から1億4,595万台へ16.2%増、冷蔵庫が1億3,231万台から1億4,738万台へ11.4%増、洗濯機および洗濯乾燥機が1億872万台から1億2,240万台へ12.6%増と、各製品とも市場の拡大が続くとしている。

伊達 浩二