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停電時の自立運転で給湯機器に給電できるパワーコンディショナー

パワーコンディショナー「PVPC-4303-N」

 ノーリツは、自社製給湯機器との連動性を高めた、太陽光発電装置用パワーコンディショナー「PVPC-4303-N」を12月24日に発売する。希望小売価格は325,000円。

 今回の製品からパワーコンディショナーの設計を自社で行なった。これにより、停電時の自立運転の際に、自社製給湯器と連動するようになった。太陽光発電による自立運転により給湯機器にも電気が供給され、ガスと水が使える状態であれば給湯できる。

 また、パワーコンディショナー本体から、電気配線工事を行なっておくことで、緊急時には家電製品などへ給電できる。

 定格出力は、連携時は4.3kW、自立時は1.5kW。最大10台まで連結できる。本体サイズは480×280×149mm(幅×奥行き×高さ)、重量は13.5kg。

エネルギーモニター「PVMN-C0702RA」

 同時にエネルギーモニター「PVMN-C0702RA」も発売する。希望小売価格は65,000円。セットとなる送信ユニット「PVMN-C0702SE」は34,500円。

 エネルギーモニターは、7型のタッチパネル液晶を搭載し、最大10台までのパワーコンディショナーが管理できる。使用電力、発電量、売電量などの一般的な表示以外に、自社製ガス給湯機器のガス使用量も表示できる。バッテリー内蔵により1.5時間のバッテリー駆動が可能で、IPX5の防水機能と併せて、屋内でのポータブル性を高めた。

 エネルギーモニターの本体サイズは199×136×26mm(同)、重量は600g。送信ユニットとの間は、920MHz帯の特定小電力無線、または2.4GHz帯の無線LANによって通信する。

伊達 浩二