ブリヂストンとヤマハ「PAS」の電動アシスト自転車、破損の恐れで6万5千台の荷台を無償交換へ

　ブリヂストンサイクルは、2007年3月～2011年1月に製造した電動アシスト自転車の一部で、キャリヤの接続部に破損の恐れがあるため、リヤキャリヤ(荷台)を無償交換すると発表した。対象製品のユーザーには、購入先の販売店へ申し出るよう呼びかけている。

　リヤキャリヤとは、後輪上部に位置する荷台のパーツ。今回交換の対象となる分割式リヤキャリヤは、前後の部品がネジで留められているタイプで、溶接によって連結している一体式のリアキャリアへと交換される。リアキャリアの色は本体カラーに合わせるという。

後輪上部に搭載するリアキャリア。ネジで留めるタイプの分割式リヤキャリヤに、破損の恐れがあるという

　NITE(独立行政法人 製品評価技術基盤機構)によれば、荷台に取り付けた幼児用座席に子供を乗せて走行中、荷台が破損し、座席が後ろに倒れたという。

　対象機種は、2007年3月～2011年1月に製造された電動アシスト自転車のうち、「分割式リヤキャリヤ」を採用する11モデルで、対象台数は49,600台。

　また、同社がパーツを供給するヤマハ発動機の電動アシスト自転車「PAS」シリーズの一部機種も対象となる。2009年2月から2010年7月に発売された4モデルで、対象台数は15,725台。

　各社の対象機種の車名と車種略号の詳細は下記のとおり。

ブリヂストンサイクル社製は、フレームの前後いずれかに車種を表示するマークがあるという

ヤマハ発動機は、前キャリア近くにPAS号機番号が貼り付けられているという