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シャープ、節水性能が“業界最高水準”のプラズマクラスター洗濯乾燥機
~「イルカの尾びれ」で竜巻状の水流を生み出す
(2013/8/22 15:21)
シャープは、節水性能で“業界最高水準”を謳う洗濯乾燥機「プラズマクラスター洗濯乾燥機 ES-TX830」を、9月5日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は140,000円前後。
洗濯容量8kg、乾燥容量4.5kgの縦型洗濯乾燥機で、高い節水性能が特徴。洗濯槽には、穴がなく槽の外側に無駄な水が溜まらないため、より少ない水で洗濯できるシャープ独自の「穴なし槽」を搭載している。
新製品では、この穴なし槽の内側に、螺旋状の凹凸を施した「スパイラル穴なし槽」を新たに採用した。さらに槽下部のパルセーター(回転する羽根)には、イルカの尾びれを模倣することで、強力な遠心力を生み出す「Wウイングドルフィンパル」も搭載。この2つの機構により、槽内には竜巻状の水流が発生し、衣類を遠心力で槽の凹凸にこすりつけながら洗浄するため、少ない水量での洗濯が可能になったという。
使用水量は、8kg洗濯時が85L、4.5kgの洗濯~乾燥で75L。シャープではこの数値について「業界最高水準の節水性能」と謳っており、ES-TX830における洗浄方式を「穴なしサイクロン洗浄」と称している。
また、槽に穴がないため、こすり洗いや脱水時でも、衣類の傷みは少なく、やさしく洗えるという。学生服の洗濯にも対応する。
乾燥運転では、穴なし槽でヒーターの熱を閉じ込めることによる高効率運転が可能。4.5kgの洗濯~乾燥時の運転目安時間は約160分、消費電力量は1,600Whとなった。同社では省エネと乾燥スピードについても、“業界最高水準”を謳っている。
乾燥機能ではまた、内蓋を省略して機内スペースを大きく取ることで、衣類をハンガーに吊るしたまま、シワの発生を抑えながら乾かす「ハンガードライ」機能も利用できる。
本体の清潔性については、穴なし槽によって、槽の外側に黒カビが侵入せず、衣類に付着しない構造となっている。さらに、洗濯時に銀(Ag+)イオンを放出してパルセーターの裏側をコーティングし、運転終了後には除菌・脱臭効果があるとされる同社独自のイオン技術「プラズマクラスターイオン」を槽内に放出し、洗濯機内部のカビ菌の繁殖を抑える「槽クリーン」機能も、新たに搭載する。
このほか、水で洗えない衣類をプラズマクラスターイオンで除菌、消臭することも可能。ハンガードライ機能のように衣類を庫内に吊るしながら利用できる。
本体サイズは600×650×1,025mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は約43kg。本体カラーはピンク系とシルバー系が用意される。
ES-TX830の大容量モデルとして、洗濯容量が9kg、乾燥容量が4.5kgの「ES-TX930」も、同時に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は150,000円前後。