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楽天ソーラー、電気自動車用充放電設備の取扱を開始

~深夜電力で充電し、日中に活用

 楽天の太陽光発電システム販売サービス「楽天ソーラー」では、ニチコン製電気自動車用充放電設備「EVステーション」の取り扱いを開始した。実際の販売と施工は、日本エコシステムに委託する。

 EVステーションの本体価格は504,000円、基本工事費用は63,000円。平成24年度補正予算次世代自動車充電インフラ整備促進事業による補助金の対象になっている。

EVステーション

 EVパワーステーションは、日産リーフなどの電気自動車(EV)と住宅の電気設備を接続し、相互に充放電を可能とするVehicle to Home(V2H)システム。

 EVのバッテリーに深夜電力で充電し、昼の時間帯に家庭で利用することで、電気料金の節約とピークシフトを行なう。太陽光発電システムと組合せ、昼間はEVのバッテリーからの電力を使用することで、電力会社への売電量を増やすこともできる。

 また、非常時には、EVのバッテリーを非常電源として使用できる。バッテリー容量が24kWhのリーフを使用した場合、使用電気量が430W/hの場合で最大55時間使用できる計算となる。
 EVパワーステーションの本体サイズは、650×780×350mm(幅×奥行き×高さ)で、エアコンの室外機ほどの大きさ。重量は約61kg。

 リーフの充電時間は約4時間で、200V/15Aを用いた普通充電の約半分の時間で充電できるという。

伊達 浩二