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セイコーインスツル、心拍数からランニングの最適ペースがわかるアシックスブランドの腕時計
(2013/4/15 13:58)
セイコーインスツルは、ランニング時の心拍数を測る腕時計「アシックスランニングウオッチ AH01 Heart Rate Monitor」を5月上旬より発売する。価格は14,175円。
スポーツ用品メーカーのアシックスとライセンス契約したセイコーインスツルが開発する「アシックスランニングウオッチ」の新モデル。
ランニング用のデジタル腕時計。ランナーの走行時の心拍数を測定する「胸ストラップ」が付属し、トレーニングに最適なペースをつかめる「AT心拍数推定機能」を搭載した点が特徴。
AT(Anaerobic Threshold/無酸素性作業閾値)とは、軽い運動から徐々に運動強度を上げていく時の、有酸素運動から無酸素運動に切り替わる転換点のことで、その転換点の心拍数を「AT心拍数」と呼ぶ。
セイコーインスツルによると、走るペースを上げ、運動強度がATを上回ると、無酸素運動が増える。無酸素運動が続くと、疲労物質である乳酸が血圧中に多く溜まり、逆に運動能力を低下させる。効率的にトレーニングするためには、AT付近での運動強度が最適という。
AH01では、あらかじめユーザーのランニングデータと性別を本体に登録し、付属の「胸ストラップ」を胸部に装着することで、アシックススポーツ工学研究所が独自に開発したアルゴリズムから、AT心拍数を自動的に推定。画面に表示して知らせる。ランナーは走行時の心拍数がどのレベルにあるかをリアルタイムで確認できる。
セイコーインスツルでは、トレーニング時の運動負荷の指標として、あるいはレース時のペース管理用として、ランニングレベルを向上させたい、全てのランナーに役立つとしている。
機能面ではほかに、走行時のラップタイム、スプリットタイム、心拍数を表示する「ハートレートモニター機能」、設定した目標心拍ゾーンに対し、走行時のランナーの心拍数がどのレベルかをリアルタイムで表示する「ターゲットゾーン機能」を搭載する。
本体サイズは41.9×11.96mm(幅×厚み)。本体重量は44g。電源は腕時計本体がCR2025、胸ストラップがCR2032を各1個ずつ同梱する。本体の電池寿命は約2年。ストラップの電池寿命は約900時間。本体は5気圧防水。ストラップは3気圧防水。カラーはブラック/レッド、ピンク/グレー、ホワイトパール/レッドの3色。