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三菱重工、長時間放置しても電源が確保できる蓄電池
「VOLTANK(ボルタンク)」
(2013/2/21 15:25)
三菱重工業は、小型ポータブル蓄電池「VOLTANK(ボルタンク) ML500i」を開発、販売を開始した。当初は企業や法人向けに販売し、その後一般向けに展開する。参考価格は20万円前後。
ポータブルタイプの蓄電池で、電源となるリチウムイオン電池に、電力貯蔵向けに三菱重工が開発した「MLiX」を3セル搭載した点が特徴。自己放電が極めて少ない特性を備えており、長時間放置した場合でも、いざという時の電源確保ができるという。同社では、約1年間放置しても問題なく使えるとしている。
容量は360Whで、ノートパソコンなら15時間程度の利用が可能。最大出力は500W。過充電防止などの安全機能も備えている。
本体サイズは180×270×400mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は約13kg。周波数は50/60Hz。充電時間は約3時間。入力・出力はAC100V。製造・販売は、100%子会社の三菱重工エンジンシステムが担当する。
同社では用途として、企業のBCP(事業継続計画[Business Continuity Plan])対策や、野外イベント向けの電源を挙げている。