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パナソニック、太陽電池と接続できる15kWhリチウムイオン蓄電システム

~公共施設や企業の非常電源に

 パナソニック エコソリューションズ社は、公共施設や企業の非常電源として使用できるリチウムイオン蓄電システム「XLJ-ME15B」を20日から受注開始する。希望小売価格は990万円。屋外設置用で専用収納箱付きの「XLJ-ME15B/C1」は1,230万円。

リチウムイオン蓄電システム「XLJ-ME15B」
太陽電池と接続するためのACリンクインバーター

 災害時の避難所となる公共施設や、企業の事業継続のために、大容量の電源を確保するためのシステム。新たに、既設の太陽電池との連携機能や、低温下の屋外への設置などを可能とした。太陽電池との接続時は、ACリンクインバーターを使用することで、太陽電池から直接充電することで継続的な電源供給が可能となる。

 入出力電圧はAC三相200V、平常時の定格出力電圧は10kW、停電時の最大出力電力は10kVA。三相200Vを単相100Vに変換するスコットトランス(変圧器)を併用することで、一般的な単相100Vでの出力も可能となる。

 本体サイズは、850×800×2,000mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約490kg。専用収納箱は1,754×1,200×2,620mm(同)、約850kg。