シャープ、自分の周りを暖める「スポット暖房」付きプラズマクラスター乾燥機

 シャープは、自分の周囲だけを暖めるスポット暖房機能付きの布団乾燥機「プラズマクラスター乾燥機 DI-BD1S」を、10月15日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は25,000円前後。

プラズマクラスター乾燥機 DI-BD1Sプラズマクラスターイオンを放出しているイメージ図

 布団のほか、衣類やブーツなどの乾燥に使用できる乾燥機。温風とともに、シャープ独自の除菌・脱臭技術「高濃度プラズマクラスターイオン」を放出することで、ダニの糞や死骸といった浮遊アレル物質の作用を抑えたり、汗やニオイ、加齢臭などの付着した臭いを脱臭しながら乾燥するという。

 布団乾燥時は、付属のメッシュ構造の「乾燥マット」を使用することで、約60分で乾燥する。衣類乾燥時は、専用の衣類乾燥カバー内にプラズマクラスターイオンを集中的に抄出することで、生乾き臭を脱臭しながら、約2時間で乾燥する。ブーツを乾燥する場合は、ブーツ乾燥アタッチメントを使用する。濡れたスニーカーの乾燥にも利用できる。

布団乾燥時は付属のマットを敷いて使用するカバーを使って衣類乾燥もできる。プラズマクラスターイオンが付着臭を取り除くというブーツやスニーカーの乾燥にも使える
新たにスポット暖房機能を搭載。自分の周りだけが暖められる

 新機能としては、必要なときに自分の周囲だけを暖める「スポット暖房」を搭載。ふとんや衣類の乾燥運転時よりも温風の温度位が高いため、個人用の暖房機としての使用や、キッチンや脱衣所、トイレなど暖房機がない狭いスペースでも使えるという。

 このほか、吹出し方向が自由に調節できる伸縮ロングホースも備えており、クローゼットや押入れなど、約6畳の狭い部屋の除菌・脱臭・乾燥にも利用できる。

 本体サイズは290×155×348mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は約3kg。プラズマクラスターイオンの濃度は1立方cm当たり7,000個で、適用床面積は約6畳。消費電力は、スポット暖房「強」の場合500Wで、イオン送風時は19W。

 別売りのオプション品として、シーツと敷き布団の中に入れ、敷き布団の脱臭・乾燥ができる「ふとん乾燥敷きマット」も発売する。マットはセットしたままでも使い続けられるため、片付けの手間が省ける。シャープでは単身者や共働き、高齢者に向いているとしている。希望小売価格は4,200円。

約6畳の狭いエリアの除菌・脱臭にも使える別売りのふとん乾燥敷きマットを使えば、使用後にそのまま寝ることも可能





(正藤 慶一)

2012年10月5日 13:29