九州電力、新大分発電所が緊急停止。6社から240万kWを融通

~関西電力など各社で節電を要請

 九州電力は、2月3日3時55分から4時19分にかけて、新大分発電所(火力:229.5万kW)が燃料供給設備のトラブルにより緊急停止したと発表した。新大分発電所は午前中に順次運転再開した。

 これによって、九州電力管内の電力需給は逼迫し、一時は使用率が95%に達した。九州電力では、全国の6電力会社から計240万kW程度を受電した。

 九州電力では、緊急時の需要調整を契約している顧客に需要抑制を要請するとともに、節電を呼びかけている。

 また、送電している各電力会社も電力需給が逼迫しており、節電を呼びかけている。とくに関西電力ではでんき予報を修正し、一時は電気使用率が95%になることを想定していた。その後、新大分発電所の再稼働に伴なって92%に再修正している。






(伊達 浩二)

2012年2月3日 12:49