パナソニック、光のムラを抑えた“ワンコア”のLEDダウンライトを拡充

 パナソニックは、発光部をひとつにまとめることで、ムラのない光と高効率を狙ったLEDダウンライト「ワンコア(ひと粒)タイプ」の品揃えを拡充すると発表。6タイプ合計117品番を、12月16日より順次発売する。希望小売価格は22,890円~40,950円。

LED角型ダウンライト ワンコア(ひと粒)タイプ
ユニバーサルLEDダウンライト ワンコアタイプ
従来の複数光源(左)との比較。ワンコアの場合、多重影の発生を抑えたムラのない光が実現できるという

 非住宅向けのLEDダウンライトで、発光部をひとつに集約した点が特徴。従来のLEDの場合、器具内にLEDパッケージを複数配置していたが、本製品では“ワンコア”にまとめることで、多重影を抑えた自然な光と、白熱灯のようなムラのない光が実現できるという。さらに、1W当たりの発光効率は93.3lm/Wと、効率も高いという(LEDダウンライト「NNN74075 LE9」の場合)。

 ワンコアタイプは既に7月より112品番が発売されているが、今回は6タイプ合計117品番を追加した。新たに採用されるのは、器具の形状が四角形でシャープな印象の「角型ダウンライト」、光源部の角度が変えられる「ユニバーサルLEDダウンライト」、エスカレーターなど傾斜天井にあわせられる「傾斜天井用ダウンライト」、不快なまぶしさが目に届きにくい器具を採用した「グレアカット30°LEDダウンライト」など。

 これでワンコアタイプのLED照明は合計229品番となった。同社ではさまざまな用途への提案が可能になるとしており、商業空間など施設で「光の質」を追求した、美しい光と省エネを両立させるという。

角型の設置例ユニバーサルLEDダウンライトの従来モデルとの比較ワンコアでも広がりのある光が実現できるという
「グレアカット30°」では、不快なまぶしさが目に届かない設計としている蛍光灯とのスペック比較





(正藤 慶一)

2011年12月15日 17:23