「GOPAN」、改良されてパナソニックから登場

~運転音やお手入れ面でも性能向上

 パナソニックは、キメの整ったお米パンが作れるライスブレッドクッカー「GOPAN SD-RBM1000」を12月15日より発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は5万円前後。

GOPAN SD-RBM1000本体正面

 米粉からではなく、米からそのまま米粉パンが作れる1斤タイプの“ライスブレッドクッカー”GOPANの新製品。従来は三洋電機が扱っていたが、今回からパナソニックが販売する。SD-RBM1000では、製パン工程の見直しにより、より均質なキメ(気泡)のお米食パンができるようになった点が最大の特徴。

 GOPANでは、ミルで米をペースト状にしてからパンを作るのに必要な「グルテン・イースト」を投入、その後ねり段階、成形発酵、焼き工程へと移行していくが、新製品ではねり段階を従来の1段階から2段階に変更、さらに発酵工程途中にガス抜きの工程を追加。それにより、生地の伸びがよくなり、キメの整ったお米食パンができるようになったという。

製パンプロセス。新製品ではねり段階を従来の1段階から2段階に変更、さらに発酵工程途中にガス抜きの工程を追加した

 自動コースとしては小麦成分の入っていない「小麦ゼロコース」、玄米や雑穀枚を配合した「玄米食パンコース」、小麦を使った「小麦食パンコース」、最大430g(約3合)のもちが作れる「もちコース」など全29メニューを搭載。

 新たなメニューとしてパナソニックのホームベーカリーにも搭載している「ごはんパンコース」を追加した。ごはんパンは、小麦粉に冷ご飯を配合して作るパンで、最大200gまでごはんを加えることができる。ごはんの量を調節することで、食感や甘みを調節できるほか、余ったごはんの有効活用にも役立つという。

 使い勝手の面では、ミルの形状の見直しにより運転音を従来の約65dBから60dBに低減したほか、グルテン・イーストの自動投入ケース、米パンケースにフッ素コートを施し、手入れしやすい構造とした。

 本体サイズは358×282×387mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は約11.7kg。本体には最大消費電力はミル使用時の430W。電源コードの長さは1.2m。本体カラーはホワイト。






(阿部 夏子)

2011年10月18日 15:12