衛生陶器メーカーが断水・停電時のトイレの使用法を解説

断水時の便器の洗浄方法(TOTO)

 TOTOとINAXのホームページでは、断水・停電時における温水洗浄便座などトイレの使用法が公開されている。

 断水時のトイレの洗浄法については、バケツなどに水を汲み、直接便器内に流すことで汚物を流すことができるという。最初の水の投入量については、TOTOでは8L程度、INAXでは5~6Lとしている。また、洗浄後にはニオイ防止のため、約3リットルの水を注ぐことも案内している。

 TOTOではさらに、排水管の途中に汚物が停滞することがあるため、2~3回に一度は、10Lほどの多めの水を投入するのが良いといしている。また、オート便器洗浄機能がある場合は、保安用水(防災用・及び水道管の破裂を防ぐための水)が出てくる恐れがあるため、OFFにするよう呼びかけている。

 断水がなく停電のみの場合、リモコンで洗浄を行なうトイレでは水が流せなくなるが、便器に水を流すためのつまみやレバーを備えている機種では可能という。



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(正藤 慶一)

2011年3月18日 14:17