シャープ、送風効率を高めたプラズマクラスターエアコン

プラズマクラスターエアコン　A-VXシリーズ

　シャープは、新形状のファン採用により送風効率が高くなった「プラズマクラスターエアコン　A-VXシリーズ」全5機種を発売した。価格はオープンプライス。14畳相当の「AY-A40VX」の店頭予想価格は208,000円前後。

　同社のラインナップで、ハイエンドモデルの次に位置する高級タイプのエアコン。除菌・脱臭効果のある「プラズマクラスター」イオン放出機能を搭載する。プラズマクラスターは、空気中の菌やウイルスに作用するほか、本体内部のカビ発生を抑制、さらにプラズマクラスターイオンを取り囲む水分子が肌の表面に、水分子コートを形成することで、皮膚表面の潤いを保ち「美肌効果」が期待できるという。イオン濃度は1立方cm当たり25,000個。プラズマクラスターだけの単独運転も備える。

　新モデルでは、送風効率を高める新形状のファンを採用した点が特徴。同社のエアコンでは、送風効率を高めるために、室内機、室外機それぞれに独自のファンを内蔵。いずれのファンも、アホウドリやイヌワシなど、野生動物の羽根の形から構想を得たものとして、「ネイチャーウイングメカ」としている。

　新モデルでは、室内機のファンの表面に新たに2カ所の出っ張りを設けて、渦を発生させることにより、ファンと風の間に発生する摩擦を低減。送風効率が従来より約30%アップしたという。

　室外機のファンは、前年モデルに続き、アホウドリとイヌワシの翼に近づけた形状の「鳥の翼形状ファン」を採用。従来モデルのファンと比べて、約20%の送風効率を向上している。なお、ネイチャーウイングメカ機能は、16畳相当の「AY-A50VX」と、14畳相当の「AY-A40VX」の2機種にのみ搭載される。

　そのほか、体に直接あたる風を抑えるシャープ独自の「つつみ込む気流」機能なども搭載する。

　フラッグシップモデルとの違いは、除霜しながら運転する「ノンストップ暖房」が搭載されていないほか、省エネ情報や運転状況が見えるリモコンなどが省略されている。

A-SEシリーズ

　また、下位機種としてネイチャーウイングメカ機能などを省略した「A-SEシリーズ」全4機種を発売する。価格はオープンプライス。14畳相当の「AY-A40SE」の店頭予想価格は178,000円。