TOTOの「ウォシュレット」、発売30周年で累計販売台数3,000万台を突破

2月1日に発売された温水洗浄便座「ウォシュレットアプリコット」

 TOTOは、同社が販売する温水洗浄便座「ウォシュレット」が、発売30周年で、国内・海外合計の累計出荷台数3,000万台を突破したと発表した。

 同社の温水洗浄便座の歴史は、1964年にアメリカより医療用便座を輸入・販売したのがスタート。1980年6月より、国産の初代「ウォシュレット」の販売を開始した。その18年後となる1998年には、累計販売台数1,000万台を記録。さらにその7年後の2005年に、2,000万台の販売を達成した。2,000万台から3,000万台へは、約5年で達成したことになる。

 現在の温水洗浄便座の普及率は71.6%(2010年3月、内閣府調べ)と高く、また、飛行機や新幹線、客船へも導入されている。さらに近年は中国/アメリカ/欧州/アジア・オセアニアでの普及にも努めているという。

 TOTOではウォシュレットについて「日本人に『お尻を洗う』という文化を根付かせてきた」としており、今後もさらなるトイレの快適性を目指して、ウォシュレットを進化させていくという。

 なおTOTOでは、2月1日より、電解除菌水によりノズルを洗浄する温水洗浄便座「ウォシュレットアプリコット」および温水洗浄機能付きの便器「ネオレストハイブリッドシリーズ」を発売している。

ウォシュレットの累計出荷台数の推移





(正藤 慶一)

2011年2月3日 00:00