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クラウドファンディング家電〜スマホで温度調節できるスマートな魔法びん

「クラウドファンディング」とは、製品開発などのプロジェクトを達成させるための資金を“多くの人たち(Crowd)”から集めて“資金調達(Funding)”するという意味。そんなクラウドファンディングで資金調達中の家電開発プロジェクトを紹介する。
スマートマグ「YECUP 365」

 ここ日本も徐々に暖かくなってきた。だが数カ月後には暑い熱い夏がやってくる。今回紹介するスマートマグ「YECUP 365」は、寒い季節には飲み物を温め、暑い日には冷たくしてくれる水筒。

夏には飲み物を冷ます
冬には温めてくれる

 10℃〜70℃で水温調節できるクーラーとヒーターが付いているので、一般的な魔法びんとは違って、飲み物を入れた後から冷やしたり温めたりできる。しかもiPhoneやApple Watchと連携させ、画面のインジケーターを操作するだけで水温設定が可能という。

スマートマグ「YECUP 365」の特徴
内部構造

 容量は354mlと414mlの2種類が用意され、価格は順に109ドル、129ドル。いずれもサイズは70×220mm(直径×高さ)で、重さは350g。容量10,000mAhのバッテリーを搭載。水温調節を3〜8時間行なえるとともに、スマートフォンやタブレットなどを充電することもできるという。なお、防水性能を備え、丸洗いも可能だ。

 既に目標にしていた資金調達額の4倍ものファンドが集まっているので、完成するのを待つばかり。今夏には手元に届く予定だという。

河原塚 英信