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シャープ、幅60cmとスリムながらも大容量「メガフリーザー」搭載の冷蔵庫
(2015/10/15 16:20)
シャープは、大容量冷凍室「メガフリーザー」を搭載したプラズマクラスター冷蔵庫「SJ-GT41B」を、11月19日に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は26万円前後(税抜)。
容積410Lのプラズマクラスター冷蔵庫。本体幅60cmとスリムながらも冷凍室の容量は150Lで、クラスNo.1を実現した点が特徴。庫内レイアウトの高効率化などにより、従来モデルと比較して容量が約20%アップした。買い物カゴ4個分の食品を収納でき、需要が拡大している冷凍食品をたっぷり保存できるという。
スリムタイプも「メガフリーザー」で冷凍室の容量不足を解消
シャープ コンシューマーエレクトロニクスカンパニー 健康・環境システム事業本部 メジャーアプライアンス事業部 菅原 靖文氏は、冷凍室の大容量化について次のように語った。
「シャープが冷蔵庫について調査をしたところ、スリムタイプの冷蔵庫を購入したユーザーは、冷凍室の容量に不満を持っている人が多いことがわかりました。設置スペースの関係上、スリムタイプを買わざるを得ないユーザーも多く、満足してもらえるような冷蔵庫が存在しませんでした。そこで幅60cmながらも大容量“メガフリーザー”を搭載した冷蔵庫を販売し、ユーザーのニーズに応えます」
また、冷凍室には整理性をアップする「4切り(しきり)名人」を備える。2本の仕切り棒で冷凍ケースを自由に調節でき、収納したい食品に合わせて変えられる。冷凍ケースは深さがあるため、冷凍食品などは縦置き収納が可能。食品を積み重ねる必要がなく、使い忘れも解消する。
調味料をスッキリ収納できる「段々スパイスラック」
冷蔵室内には、サイズの異なる調味料をわかりやすく収納できる「段々スパイスラック」を新採用。近年、調理の時短・簡便化志向に対応した要冷蔵の調味料が増加していることを、採用の背景に挙げている。小ビンやチューブなどを、サイズに合わせて4段に収納し、使いたい調味料が一目で確認できる。
「段々スパイスラック」は取り外し可能なため、庫内の好きな場所に置くことも可能。
使いやすさ、取り出しやすさにこだわった設計
従来モデルでは最下段に備えられていた「シャキット野菜室」は、冷蔵室内に配置。同社が調理中の主婦の動きを観察したところ、野菜室と冷蔵室を行ったり来たりしており、作業効率が下がることがわかったという。
そこで、よく使う2つの部屋を1室に集約する「らくらくワンアクセス」を採用することで、手際よく調理できるようにした。このほか、野菜の在庫確認もしやすく、使い忘れが解消できるとしている。
野菜室は、食品に直接冷気を当てない高湿シールド構造により、鮮度低下につながる乾燥を抑えている。上段/下段ともに高湿度環境を実現し、従来の野菜室に比べて野菜の水分保持率が約2倍に向上したという。
また、食材の取り出しやすさにもこだわり「出し入れラクラクライン」を採用。冷蔵室の高さを床面から約84cmに設定し、大物野菜や大型ボトルも出し入れが簡単にできる。
冷蔵室は、左右どちらからも開閉できるシャープ独自の「どっちもドア」を採用。
このほか、下段冷凍室に通常の冷凍よりもさらに低温で保存し、冷凍焼けを抑える「新鮮冷凍」や、冷蔵室内を除菌する独自の「プラズマクラスター」機能などを備える。
多様化するキッチン空間にフィットするため、本体カラーは5色をラインナップ。グラデーションレッド、サテンブラウン、ピュアホワイト、フロストグリーン、ピュアブラックを用意し、最近のキッチンカラーのトレンドに合わせたという。ドア材には強化ガラスを採用している。
本体サイズは、600×699×1,820mm(幅×奥行き×高さ)。各室の容量は、冷蔵室が260L、冷凍室が150L、野菜室が35L。