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家具の位置も検知して、気流をコントロールするエアコン

 日立アプライアンスは、3台のカメラを搭載したエアコン「ステンレス・クリーン 白くまくん Xシリーズ」を、10月31日に発売する。6畳〜26畳向けの9機種が用意され、価格はすべてオープンプライス。店頭予想価格は240,000〜390,000円前後。

 人、部屋の間取り、家具の位置まで捉える「くらしカメラ 3D」を搭載した、同社の最上位モデルに当たるエアコン。日立のエアコンでは従来より、在室者の位置や室内の間取りを検知する「画像カメラ」と、在室者の周囲の温度を見る「温度カメラ」を搭載していた。新モデルのくらしカメラ 3Dでは、ソファやテーブルなどの位置や形状を見る「ものカメラ」が新たに追加された。

新搭載「くらしカメラ 3D」
3台のカメラは中央の青いライトで点灯している

 「ものカメラ」は、近赤外線LEDを搭載し、画像カメラに近赤外線透過フィルターを起動させる構造。取得した近赤外線画像をもとに、家具の存在や位置、「気流が通るかどうか」の形状を検知する。

 これにより、気流の通り道を見つけ、家具などに遮られずに風を届けられるという。暖房時は人のいる位置や足元に温風を届け、冷房時は、人のいるエリアを中心としながら、冷風を効率よく循環させ、部屋全体を涼しくする。

「ものカメラ」構造
「ものカメラ」起動中
家具とソファを検知
暖房時は、家具を避けて足もとに届くように送風
冷房時は、冷風を効率よく循環させ、部屋全体を涼しくする

3分割された前面フラップで、人のいる場所に細かく送風

 室内機の内部にある、2枚のステンレスフラップは、より細かい気流制御を実現するため、フラップを3分割した「3分割 フロント フラップ」を新採用。「くらしカメラ 3D」で検知した気流の通り道に合わせて、それぞれのフラップがバラバラに動き、人のいる場所に風を届ける。

 フラップは、人のいる場所に合わせて自動で送風するだけでなく、リモコン操作により手動で送風位置を調整することもできる。

前面のフラップが「左・中・右」に3分割
同時に3方向へ送風する
「くらしカメラ 3D」で検知した気流の通り道に合わせて、人のいる場所に届ける
スリムなリモコンはモードによってボタンが色分けされている
3分割されたフラップの送風位置を手動で調節する場合は、リモコンの「ハネ選択」でフラップを選択し、「上下位置」で位置を調節する

 暖房機能では、床暖房のように足元付近の温度を約36℃に温める「ゆか暖」モードを搭載。「くらしカメラ 3D」により、さらに正確に足元の検出ができるようになったという。置き物や障害物などに影響されず、厚手の靴下やスリッパを履いていても検知する。

「ゆか暖モード」は、「くらしカメラ 3D」で足もとを正確に検知
「ゆか暖モード」実演中。設定直後の足もとの温度は25.5℃
約30分後、足もとの温度は38.7℃に
直径を約6%拡大した室外機のプロペラファン

 また、室内機および室外機の構造も見直し、省エネ性能を向上させた。室内機は、熱交換器の伝熱面積を拡大した。室外機のプロペラファンの直径を約6%拡大し、効率向上を図り、流れの集中する後縁中央部をV字形状にカットして、ファン効率の改善を図ったという。

 このほか、エアコン内部の清潔さを保つ「ステンレス・クリーンシステム」も引き続き搭載する。運転時間に応じて「ステンレスフィルター」に付いたほこりを自動で掃除する機能も継承する。

 本体サイズは、室内機が798×337×295mm(幅×奥行き×高さ)。室外機は、100V電源用が750×288×570mm(同)、200V電源用が819×319×669mm(同)。室内機のカラーはクリアホワイト。

ユーザーと共感できる価値を提案

日立アプライアンス 常務取締役の飯塚愼一 空調事業部長

 発表会に登壇した、日立アプライアンス 常務取締役の飯塚愼一 空調事業部長は、「昨年モデルでは、心地よい使い勝手や品質感あるデザインなど良質価値を提案した。今年はさらに進化させて、省手間や健康、生活をより快適にするなど、お客様と共感できる、共感価値を提案したい」と話した。

(西村 夢音)