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花粉症には空気清浄機が効果があると言われても、半数以上の人は購入を決められない

 Q&Aサイト「OKWave」を運営するオウケイウェイヴは、OKWaveに寄せられた花粉症に関する質問を分析し、レポートとして公開した。

 その分析によると、花粉症に対する質問に対し、空気清浄機の効果を高く評価した回答が寄せられるものの、質問者のうち空気清浄機の購入に対して積極的になる人は半数以下であるという。

 調査対象となったのは、2000年1月から2013年11月に寄せられた、「質問」5,462件と、その「回答」15,751件、回答者への「お礼」10,710件。

 花粉症対策の回答としては、薬やマスクなどとともに空気清浄機が挙げられていることが多く、約8割が「効果があった」または「効果があると思う」と回答している。

約8割の人が、花粉症には空気清浄機が有効と考えている

 回答に含まれる空気清浄機のメーカー名は、「ダイキン」「シャープ」「パナソニック」の順に挙がっている。また、技術名としては「プラズマクラスター」「ナノイー」「ストリーマ」が挙がっており、メーカー名とは順位が入れ替わっている。

回答に出てくるメーカー名。2000年から統計なので、現在、個人向け市場にはほとんど製品を出していない三菱電機が含まれている

 なお、花粉症に関する質問のうち、空気清浄機に重点を置いた質問は次の2つが多い。1つは「空気清浄機で花粉症が軽減できるか不安に思っている」、もう1つは「機種が多すぎて決められない」である。

 そして、質問した人のうち、空気清浄機を「購入した」という人は17%、「購入したいと思います」という人は30%で、購入に前向きになった人は、半数以下に留まっている。レポートでは、「多くの人が効果ありと回答していても、実際の購入となると今一度検討・勉強しようと考えて、踏みとどまっている人が多い」と分析している。

回答を寄せられても、空気清浄機の購入意向を示す人は半数に満たない

伊達 浩二