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ケータイ用ソーラー充電器で5社が不当表示、消費者庁が再発防止命令

太陽光による充電時間の表示例(消費者庁リリースより引用)

 消費者庁は15日、携帯電話用のソーラー充電器を販売する5社に対して、改善を要求する措置命令を発表した。

 5社の社名は、エアージェイ、グリーンエージェント、サンワサプライ、Hamee、リンクスインターナショナル。

 5社が販売していたのは、携帯電話用の充電池で、本体に太陽電池を内蔵し、太陽光に当てることで充電を行なう。各製品は、「最速約6〜10時間で充電」「最速10時間で太陽光蓄電します」などと記載していた。

 しかし、消費者庁が、擬似的な太陽光を発生させるソーラーシミュレーターを用いて、各製品の充電時間を計測したところ、最短の製品でも14.1時間、最長の製品では37.3時間と、記載されていた時間を大きく上回った。

 さらに、消費者庁によるテスト環境は、自然太陽光のほぼ最大値に相当する1,000W/平方mという強い人工光を、太陽電池パネルに直角に照射している。これは、太陽電池の充電には理想的な条件であり、実際の使用環境では、充電にはさらに長い時間がかかることが予想される。

 消費者庁は、各製品の表示は、一般消費者に対して実際のものよりも著しく優良であると示すものであり、景品表示法に違反するとして、消費者への周知と再発の防止を命令している。

 措置命令を受けた各社の製品名と、表示充電時間、実測充電時間は次のとおり。

・エアージェイ「Mobile Bank Solar das」、6〜10時間、14.1時間
・グリーンエージェント「mobile solar MS010」、10〜12時間、20.2時間
・サンワサプライ「ストラップソーラーチャージャー」2製品、10〜15時間、37.3時間
・Hamee「ソーラーチャージeco2−for iPhone/iPod−」6〜12時間、19.4時間
・リンクスインターナショナル「iCharge Lite」、13時間、21.8時間

【追記】各社の告知ページへのリンクを追加しました。

(伊達 浩二)