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象印、ごはんをおいしく炊く水をつくる「炊飯浄水ポット」

~三菱レイヨン・クリンスイと共同開発

 象印マホービンは、炊飯に最適な水をつくる浄水ポット「炊飯浄水ポット MQ-JA11型」を8月21日に発売する。希望小売価格は8,400円。

炊飯浄水ポット MQ-JA11型
水を弱アルカリ化することで、炊飯後の米の甘みや粘りがアップする

 浄水器メーカーの三菱レイヨン・クリンスイと共同開発した、おいしいごはんを炊くための浄水ポット。水をろ過するろ材には、炭酸カルシウムと活性炭を配合した炊飯専用のカートリッジを搭載し、炊飯に最適なアルカリ度(pH)に水道水を弱アルカリ化する点が特徴となる。弱アルカリ化された浄水は米表面のたんぱく質を分解して米の内部まで浸透し、アルファ化を促進する。これにより、米の甘みや粘りがアップするという。

 浄水能力では、ごはんの匂いや風味を損なう原因になるとされる遊離残留塩素、カビ臭、総トリハロメタン、CAT(農薬)、濁りなど、家庭用品品質表示法で指定された13物質を除去する効果もある。なおカートリッジには浄水能力の高い中空糸膜フィルターを採用している。

 使い方は、浄水ポットのふたを開け、水道水を入れるだけ。ろ過された水はポット下部にたまり、炊飯水のほか飲料水としても利用できる。

 カートリッジの交換の目安は、1日2回の炊飯で2Lを使用するとして約5カ月。総ろ過水量は300L。別売りの交換用カートリッジ「MQ-JAK01」の価格は4,200円。

 本体サイズは105×215×280mm(幅×奥行き×高さ)。本体重量は0.7kg。全容量は2.1L。浄水部の容量は1.1L。カラーはホワイト。

小林 樹