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東京ガス、エネファームの累計販売台数が2万台を突破

エネファーム第3世代モデル

 東京ガスは、同社のエネファームの累計販売台数が2万台に達したと発表した。エネファームは各ガス会社より発売されているが、2万台に達したのは東京ガスが初という。

 東京ガスでは、2009年5月に、一般住宅用の家庭用燃料電池エネファームを販売。今年4月に発売した第3世代モデルでは、初めて希望小売価格が200万円を切る低価格で12,000台の販売を目指す。

 エネファームは、都市ガスから水素を取り出し、空気中の酸素と化学反応させて発電する家庭用燃料電池。発電した電気は家庭内で使用でき、排熱を給湯に使う。送電ロスのない点や、発熱時の熱も回収して利用する点が特徴となる。

 省エネ面のメリットでは、火力発電所から電気を引き、都市ガスからの給湯と組み合わせる方式に比べ、定格発電時のCO2排出量は約49%削減。年間のCO2排出量を約1.3t削減できるという。また、冷暖房や給湯などの一次エネルギー消費量を約37%削減する。これにより年間の光熱費は約5~6万円の節約になるという。

 東京ガスでは引き続き、エネファームを通してユーザーの快適な暮らしや環境への配慮、電力のピークカットなどに貢献していくとしている。

小林 樹