ワンゲイン、持ち運びできるキャリーバッグ仕様の蓄電池「キャリ電」

~ソーラーパネルで充電するタイプ、出力1,500Wの大容量モデルも
キャリ電350

 ワンゲインは、持ち運びできるキャリーバッグ型の家庭用蓄電池「キャリ電」を、11月15日に発売する。出力350Wの「キャリ電350 CADE350-3405」の直販価格は93,450円。

 鉛蓄電池を電源とする家庭用の蓄電池で、持ち運びやすいように本体にキャスターと持ち手を設けた、旅行用のキャリーバッグのような仕様が特徴。持ち手は長さが2段階に調節でき、キャスターにはストッパーが付いている。同社では重たいものが持てない女性や高齢者でも簡単に持ち運べるとしている。

 本体には容量34Ahの内蔵バッテリーのほか、コンセントに差すだけで内蔵バッテリーが充電できる電源コード、電化製品を繋ぐACコンセントを2口を備える。ACコンセントのインバーター出力は最大350Wで、歪率3%以下の正弦波となっている。

 電化製品の利用時間の目安は、スマートフォンの充電が約40時間、20Wの照明器具が約12時間。ノートパソコンは約4~12時間。液晶テレビは約1~4時間。デスクトップパソコンが約1~2時間。スマートフォンの充電とノートパソコンの利用を併用した場合は約4~9時間。

 本体サイズは195×313×478mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は約20kg。内蔵バッテリーの充電時間は約6時間半。出力周波数は50Hzと60Hzから選択する。本体カラーはホワイト・ブラウン・ブラックの3色。

 ラインナップとして、基本的な仕様はキャリ電350と同じだが、別売りのソーラーパネルで内蔵バッテリーが充電できる「キャリ電350S CADE350-3405S」も、同時に発売する。直販価格は102,900円。推奨されるソーラーパネルは、同社が販売している球状シリコン太陽電池モジュール「CVFM-0270T3-WH」(最大出力27W)と「CVFM-0540T2-WH」(54W)。パネルの直販価格は、順に24,675円、39,900円。

本体カラーはホワイト・ブラウン・ブラックの3色が用意される別売りのソーラーパネルに接続できる「キャリ電350S」
出力1,500Wの「キャリ電1500」

 このほか、オフィスや医療施設向けの大容量タイプとして、バッテリー容量が115Ahで、最大出力が1,500Wの「キャリ電1500 CADE1500-11510」も、同時に発売する。直販価格は210,000円。

 キャリ電1500では、キャリーバッグのような伸縮する持ち手は省略されているが、キャスターは付いている。また、ON/OFFを操作したり、バッテリー残量やインバーター出力を表示するコントローラー「CR-6[12V]」が本体に備えられている。

 キャリ電1500における、電化製品の利用時間の目安は、スマートフォンの充電が約138時間、20Wの照明器具が約41時間。ノートパソコンは約16~41時間。液晶テレビは約4~16時間。デスクトップパソコンが約4時間半~8時間。スマートフォンの充電とノートパソコンの利用を併用した場合は約14~31時間。

 本体サイズは551×452×305mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は約50kg。内蔵バッテリーの充電時間は約11時間半。出力周波数は50Hzと60Hzから選択する。出力コンセントは2口(正弦波)。本体カラーはホワイト・ブラウン・ブラックの3色が用意される。






(正藤 慶一)

2012年11月15日 13:48