東芝、少ない水でしっかり洗う全自動洗濯機

 東芝ホームアプライアンスは、少ない水でしっかり洗う全自動洗濯機「AW-80DL」を10月上旬より発売する。価格はオープンプライスで、市場想定価格は10万円前後。

AW-80DL ピュアホワイトピンクゴールド
循環メガシャワーにより、パワフルに洗浄

 洗濯容量8kgの全自動洗濯機。少ない水を循環させながらしっかり洗う点が特徴。具体的には、少量の水で濃度の高い洗濯液を循環させ、衣類に浸透させて洗う「循環メガシャワー」と、ムラなくしっかり洗う「強力水流」を採用した。これにより、使用水量は循環シャワーのない従来モデル「AW-80DF」と比較して約21%削減するという。

 省エネ面では、使用水量と消費電力量を削減する「ecoモード」を搭載。衣類の量に合わせて水量と洗剤量の目安を変更する「布量センサー」、衣類の材質を見分けてすすぎに使う水量を変える「布質センサー」、温かければ短時間で洗濯する「温度センサー」の3つのセンサーによって、運転を最適に制御する。

 衛生面では、本体内の「抗菌水ユニット」から溶け出た洗濯液「抗菌水」で洗うことで、洗うたびに衣類をコートし、雑菌の繁殖や汗のニオイ、部屋干し時の生乾きのニオイなどを防ぐという。

 また、脱水時に洗濯槽「スタークリスタルドラム」側面の脱水用の穴から、「抗菌水」のシャワーが噴出し、水流の勢いで洗剤カスを落とし、洗濯槽と水槽を洗浄。除菌するという。

スタークリスタルドラムの側面には、脱水用の穴がまんべんなく点在しており、ここから抗菌水を吹き出す

 運転音は、同社独自のDDモーター(ダイレクトドライブモーター)を搭載したことで、洗い時で約26dB、脱水時で約37dBの“低騒音設計”に抑えたという。

 機能面では、初期設定がすすぎ1回の「メモリーコース」、水流の強さを5段階で調節できる「水流パワーボタン」、最低水位は少量洗いに便利な「12L水位」を自動で設定し節約運転する機能、1~24時間後から設定できる予約タイマーなどを備えた。

 本体サイズは600×569×960㎜(幅×奥行き×高さ)。本体重量は39kg。標準使用水量は99L。消費電力量は78Wh。洗濯コースは標準、濃縮標準、つけおき、メモリー、快速パワー、ドライ、毛布。カラーはピュアホワイトとピンクゴールド。

 同時に、洗濯容量7kgの全自動洗濯機「AW-70DL」も発売する。価格はオープンプライス。市場想定価格は9万円前後。






(小林 樹)

2012年8月23日 15:16