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大きなボタンとダイヤルで使いやすい「ダイキンらくらくエアコン」

〜卓上リモコンに温度センサーを内蔵
ダイキンらくらくエアコン ラクエア Wシリーズ

 ダイキン工業は、同社が今月発売したエアコン「ダイキンらくらくエアコン ラクエア Wシリーズ」と付属のリモコンについて、リモコンの実機を用いて説明会を実施した。

 ラクエアは、操作のわかりやすさと、体へのやさしさにこだわっている点が特徴で、エアコンの基本性能は、同社のベーシックモデルと同等のエアコン。

 本体には、高齢者にも操作しやすいよう、卓上型のリモコン「かんたん見守りリモコン」が付属する。

 「かんたん見守りリモコン」は、見やすい液晶パネルと、大きな運転開始ボタンを備え、「温度調節」や、冷暖房や送風などの「運転切換」、「風量」、「風向」は全てダイヤル式ボタンで操作する。

かんたん見守りリモコン。サイズは125×93×50mm(幅×奥行き×高さ) 本体背面のカバーを外すと、より細かい設定ができるボタンが現れる
空調生産本部デザイングループの太田由美氏

 リモコンには、本体の半分を覆う半透明のカバーを採用した。この理由について空調生産本部デザイングループの太田由美氏は「実は高齢者の中には、複雑なリモコンに苦手意識を覚える人と、複雑なリモコンを使いこなしたいという2つの相反するニーズがある」と指摘する。

 「半透明のカバーを採用することで、カバー越しに複数のボタンの存在感を示せる。今までボタンが沢山あるリモコンを使っていた人が、急にボタンが少ないリモコンに切り換えた時に、喪失感を感じずに済む」という。これにより、シンプルなリモコンを望む声と、自分できめ細かく操作したいという2つの要望に応えたとしている。

 また、液晶パネルの表示方法にも工夫を凝らしている。一般的なエアコンには、室温に合わせて自動で運転を制御する「自動運転モード」が搭載されている。この際、従来のリモコンでは、液晶パネルに設定温度を表示していた。かんたん見守りリモコンでは、自動運転設定時、液晶パネルに設定温度を表示しない。設定温度の数字からではなく、自分の体感に合わせて設定温度を調節して欲しいという意図があるため。ユーザーが暑いと感じたら、ダイヤルを左に回し、寒いと感じたらダイヤルを右に回して設定すればいい。体感から相対的に温度を設定でき、わかりやすい。

 ちなみに、ボタンの数を最小限に絞る中で、室温を確認する「室内温度」ボタンを残したのは、室温を気にする高齢者が多いからという。

自動運転時は、体感に合わせて、「もう少し暖かく」、あるいは「もう少し涼しく」とダイヤルを左右に回して設定できる
冷房や暖房時にも、標準設定温度から、ダイヤルを回して1℃ずつ高く、あるいは低く調節できる 目標となる設定温度を表示させたいときには、運転切換ダイヤルを冷房、暖房に合わせれば確認できる 室温を確認する「室内温度」ボタンを搭載。高齢者は室温を気にする人が多く、実際高齢者の部屋には温度計が下がっているケースが多いという

 このほか、本体背面のカバーを外すと、音声応答やフィルター自動掃除機能のON/OFFなどを設定できる操作部も備えている。

 リモコンの機能面ではさらに、液晶画面にはバックライトを採用し、暗い場所でも操作しやすくした。また、リモコンには4つの赤外線センサーを搭載。広範囲からリモコンで操作しやすいようにしている。

半透明のカバーが半分覆っている リモコンには4つの赤外線センサーを搭載した

 なお、本体には取扱説明書のほかに、操作法を大きな文字で簡潔に示した「かんたんガイド」が付属。問合せ先の電話番号もわかりやすく記載されている。

厚紙1枚の「かんたんガイド」が付属。カラー印刷で、リモコン操作を中心にわかりやすく解説している かんたんガイドの背面には、問合せ先の電話番号が大きな文字で記されている 製品について電話で問い合わせる際にわかりやすいよう、品番はリモコン側面に大きく印字している

身体への優しさにもこだわり

温度センサー。湿度センサーは本体に内蔵されている

 ラクエアでは、身体に優しく運転する機能にもこだわった。まず、リモコンには温度センサーを搭載。人の傍に置くことで、より体感に近い温度を検知し、冷やしすぎや暖めすぎを防ぐ。高齢者だけでなく、冷えを感じやすい女性や乳児にも適しているという。

 また、冷えを感じやすい人や、冷房が苦手な人向けに、「からだにやさしい自動運転」機能も搭載した。この機能では、温度、湿度、気流をコントロールして、身体に直接風を当てずに、体感温度を涼しくする。

 また、室内が高温・高湿度になった場合に知らせる「高温パトロール」モードも採用した。特に高齢者は体感温度が鈍く、知らず知らずのうちに危険な温度、湿度で過ごしてしまうことがある。こうした室温と体感温度のズレに対応するため、一定の室温、湿度を超えた場合に、音声で通知したり、自動で冷房運転を開始することができる。同社では、乳幼児のいる部屋にも適しているとしている。

「からだにやさしい自動運転」では、できるだけ室温を下げずに除湿し、直接身体に風を当てないことで、身体は冷やさず体感温度を下げられるという ただ設定温度を下げるだけでなく、湿度や気流をコントロールして、身体に優しく涼しさが得られるようにした
室内が高温・高湿度になった場合、音声で知らせる「高温パトロール」モードを採用。さらに設定すれば、自動で冷房運転を開始することもできる ダイキン工業 空調生産本部商品開発グループ 中村博氏。「新しいターゲット層として、高齢者や女性、乳幼児が浮かんだ」と語った





(小林 樹)

2012年4月27日 00:00