パナソニック、LED照明向けの埋込型調光スイッチ

 パナソニック電工は、LED照明用の調光スイッチ「LED埋込調光スイッチ(ロータリー式)」を、2012年1月21日に発売する。希望小売価格は、3路スイッチでOFF時にスイッチの一部が緑色に点灯する「ほたるスイッチC(3路)」が7,500円、片切スイッチの「スイッチB(片切)」が7,100円。

LED埋込調光スイッチ「ほたるスイッチC(3路)」こちらは片切スイッチの「スイッチB(片切)」

 LED照明用に新たに開発された埋込型の調光器。同社によると、従来の白熱電球向け調光スイッチでは、LED照明がきれいに調光できなかったというが、新製品では低電流領域で安定駆動できる技術を開発することで、チラつきを抑え、LED照明に最適な安定した調光が可能になったという。

 調光の範囲は0~100%まで。ただし、使用する器具またはLED電球により、5%が下限となる場合もあり、0~5%の領域で調光すると、チラつきや不点灯などの現象も起こるという。本製品ではこれを防ぐために、下限の照度を任意で設定する機能を搭載している。

従来の調光スイッチとの比較。LED向けに調光しやすくチラつきが発生しにくい機構としている寝室での調光イメージ
使用するLED照明に合わせて、下限の照度が設定できる

 なお、白熱電球は20~160Wの範囲内で使用可能。蛍光灯、調光できないLED電球には使用できない。

 同社では寝室やリビングなどで、生活シーンに合わせた空間作りにおすすめとしている。






(正藤 慶一)

2011年12月27日 17:29