北海道電力、でんき予報を開始し、節電を呼びかけ

~冬の消費電力が多い土地柄
6日から公開された「でんき予報」

 北海道電力は6日から「でんき予報」の公開を開始した。

 6日9時30分現在で、ピーク時供給力:506万kW、予想最大電力:450万kW(18時~19時)、融通送電電力:30万kW、予備力:26万kW、供給余力:56万kWとしている。

 公開されているのは1日の予想数値のみで、リアルタイム性のある電力使用状況のデータなどは用意されていない。

 また、コメントとして「供給余力が十分とは言えませんが、直ちに電力の供給に支障がある状況ではありません」、「運転中の発電所が停止した場合には、本州方面への融通送電を中断するなどして、道内への電力供給を維持してまいります」としている。

 でんき予報は、夏期の節電を呼びかけるため、東北、東京、中部、北陸、関西、四国、中国、九州の8社が公開していたが、節電シーズンの終わった9月末をめどに順次公開を終了している。

 しかし、北海道電力は冬期の最大電力が夏期を上回るという特徴があり、冬期の節電が課題となっている。北海道電力の過去の最大電力は579万kWで、2011年1月12日の17時~18時に記録された。






(伊達 浩二)

2011年10月6日 10:48