ヤマハ、女性向け“スポーティタイプ”の電動アシスト自転車

~アシスト走行可能距離を表示する機能を新採用
PAS VIENTA(パス ヴィエンタ)

 ヤマハ発動機は、女性向けのスポーティータイプの電動アシスト自転車「PAS VIENTA(パス ヴィエンタ)」を9月15日より発売する。希望小売価格は134,800円。

 女性をメインターゲットとした「スポーティーカジュアルモデル」として、新たに発売された電動アシスト自転車。ヤマハでは、これまでもスポーティータイプの電動アシスト自転車を展開していたが、従来のものより、「もう少し楽な乗車姿勢で乗れるもの」「フロントバスケットを装着したい」というニーズや、エクササイズを兼ねて電動アシスト自転車に乗る女性ユーザーが増えていることから今回のモデルを発売したという。

 本体は、乗り降りが楽に行なえるフレームレイアウトを採用。上半身が起きて楽な姿勢で乗車できるハンドルや、女性でも握りやすい細身のグリップなど、女性が快適に走れる装備を備える。また、オプションでフロントバスケットを取り付けられる。

楽な乗車姿勢が取りやすいというハンドル部分ライトには「1W砲弾型ホワイトLEDランプ」を採用オプションでフロントバスケットが取り付けられる
液晶マルチファンクションメーター

 ハンドルのパネルスイッチには新開発の「液晶マルチファンクションメーター」を採用した。時速0.1km単位の走行スピード、バッテリー残量、現在のアシスト力を0~8の8段階で表示するほか、新たに「残りアシスト走行可能距離」を表示する機能を追加した。これは、バッテリーの残量と、その時点で選択している走行モードからアシスト走行が可能な残りの距離の目安を表示する機能で、「業界初」の新機能だという。

 そのほか、液晶マルチファンクションメーターでは、平均走行速度、最大走行速度、区間および積算走行距離、消費カロリーなどを確認できる。

 走行モードでは、従来の「標準」モード、「強」モード、長距離走行を重視した「オートパワーエコモード プラス」の3モードに加え、アシストをオフにしてメーターだけを動作させる「アシストオフ」モードを新たに搭載する。アシストを使わない走行時でも走行距離や速度を確認できるため、電動アシスト自転車の楽しみ方が広がるとしている。

 バッテリーはリチウムイオン電池で、容量は6Ah。充電時間は約3時間。1充電あたりの走行距離は標準モードで27km、強モードで23km、オートエコモード35km。

 本体サイズは1,760×595mm(全長×全幅)、タイヤサイズは26インチ。重量は21.5kg。本体カラーはブリーズブルー、クローバーグリーン、ペスカピンク、クリスタルホワイト。

ブリーズブルークローバーグリーンクリスタルホワイト




(阿部 夏子)

2011年8月24日 17:18