東京電力、来週も余裕のある需給見通し

 東京電力は29日、9月初旬までの需給見通しを更新した。

 7月30日から8月5日について変化があり、この期間の供給力は5,490万kWなのに対し、最大電力は4,310万kWと大きく下方修正された。

 この週については、火力発電所の作業等を理由に、供給力は前週の想定よりも220万kWの減少となっている。しかし、今回の見通しを元に計算すると、供給予備量は1,180万kW、供給予備率は27%で、余裕のある状態になっている。

 また、8月6日から19日の週でも、緊急設置電源の設置遅れで供給力は30万kWの減少となっている。しかし、9月2日までの各週について、供給力が最大電力を上回る状態に変化はない。

8月の需給状況(7月29日時点)





(伊達 浩二)

2011年7月29日 19:09