中国電力、7月8月とも電力供給量に余裕

~供給予備率11%以上を確保

 中国電力は8日、今夏の需給見通しを発表した。

 予想される最大電力は7月8月とも1,165万kWで、昨年の1,191万kWを下回る見込みとなっている。これに対して供給力は7月が1,295万kW、8月は1,313万kWが確保された。

 7月と8月の供給力は、当初の計画にあった1,342万kWを下回った。しかし、供給力の予備率は、7月が約11.2%、8月は12.7%で、安定供給の目安とされる8~10%を越えている。中国電力はリリース中で「安定供給ができる見通し」としている。

 東日本大震災の影響で、東京電力および東北電力の管内で15%の節電が要請されており、他の電力会社でも夏期の電力供給力について関心が高まっている。






(伊達 浩二)

2011年6月9日 00:00