パナソニック、静かにフローリングの拭き掃除ができる紙パック掃除機

~風を吹き出すブロアアタッチメントも新登場
MC-PA310GX プレミアムレッド 

 パナソニックは、拭き掃除性能を強化した紙パック式掃除機「MC-PAシリーズ」4製品を、4月15日より順次発売する。価格はすべてオープンプライス。店頭予想価格は、最上位モデルの「MC-PA310GX」が8万円前後。

 紙パック式の掃除機で、フローリングの拭き掃除性能を、従来モデル「MC-PA200WX」よりも強化した点が特徴となる。MC-PA200WXは、掃除機の吸い込みノズル部分に搭載したブラシで“フローリングの菌まで拭き掃除ができる”ことを謳った紙パック式掃除機。同社の調査では、MC-PA200WXの使用者のうち約94%が満足と回答し、さらに全体の半数以上が、ドライシートの使用頻度が減ったと答えているという。

 今回の新モデルでは、ブラシの先端を「Y字」形状に変更し、またブラシの本数を、従来の1束当たり約1,500本から、約15,000本に増やした。これらにより、拭き掃除性能が向上。運転音を抑えた「ひかえめモード」でも、従来モデルの強モードと同等の拭き掃除性能が実現できるという。

ブラシの形状を変更し、また本数も約10倍に増やしたこれにより、運転音を抑えた「ひかえめモード」でも、従来モデルの強運転と同様の拭き掃除効果が得られるという
「ひかえめモード」の運転音は約60~57dB。強モードはそれよりも高い63dBとなる同社の調査では、夜中や早朝、家族がテレビや電話をしているときなどで、音を控えめにして掃除したいというニーズがあった

 省エネ機能では、ハウスダストの量、床面の状態によって運転を自動制御する「エコナビ」機能を搭載。本製品では新たに、ゴミの量に応じたブラシ回転数の制御も加わった。これにより、エコナビ非搭載の紙パック式掃除機「MC-PA10」と比べた場合、消費電力量を約55%削減できるという。

ハウスダストの量や床面の状態で運転を自動制御する「エコナビ」に、新たにゴミ量に応じたブラシ回転の制御も加わった

 排気の清潔性については、本体後部にパナソニック独自の除菌・脱臭技術「ナノイーイオン」の発生ユニットを搭載。紙パックには、0.5μm以上の微細なハウスダストも約99.9%キャッチするという「逃がさんパック」を採用する。掃除しながら、部屋の空間までキレイにできるという。

最上位モデルには、吸い込みに加え吹き出し掃除もできる「ブロアアタッチメント」が用意された

 最上位モデル「MC-PA310GX」には、ゴミの吸い込みに加えて、風の吹き出しもできるアタッチメント「ブロアアタッチメント」も搭載。届きにくい家具のスキマ、サッシの溝、観葉植物など掃除しにくいものに便利に使えるという。なお同社では、ブロアアタッチメントを搭載した点について“業界初”としている。

 本体サイズは270×375×222mm(幅×奥行き×高さ)。集塵容量は1.6L。運転音は約57~63dB。


【MC-PAシリーズのラインナップ】
品番MC-PA310GXMC-PA210GXMC-PA21GMC-PA11G
拭き掃除効果フローリングの菌までふき掃除
ノズル新・パワフル自走ノズル
ひかえめモード
エコナビ-
ナノイー--
ソフトローラー
&キャスター
-
ブロアアタッチメント---
発売日5月25日4月15日
店頭予想価格8万円前後7万円前後5万円前後4万円前後
カラープレミアムレッドシャイニーゴールドクリスタルシルバー
クリスタルピンク
クリスタルブルー
クリスタルシルバー





(正藤 慶一)

2011年2月24日 16:23