日立、鋭角27度の「ドラムレザー刃」で力強く滑らかに剃るシェーバー

~ヒゲが濃い部分でパワーアップする“ヒゲナビ”搭載
ロータリージーソード RM-GTX2 ブラック

 日立リビングサプライは、角度が27度の鋭い刃でヒゲをカットする電気シェーバー「ロータリージーソード RM-GTX2」を、10月22日に発売する。希望小売価格は38,850円。

 日立のシェーバーは、内刃が高速回転しながら、ヒゲを根元からカットする独自の「ロータリーカット」方式を採用するが、新製品ではこの刃をリニューアル。直径10mmと6.5mmの2つの内刃が、クロスカットでヒゲを剃る「ドラムレザー刃」を採用した。このドラムレザー刃では、刃先が27度と鋭く、ヒゲ切断時の抵抗が従来の約半分に低減するため、力強く滑らかな剃り心地が実現できるという。

 さらに、直径6.5mmのドラムレザー刃は、最大3.5mmまで横にスイングする「スイングシステム」機構となっており、肌を伸ばしてヒゲを毛を立たせて、濃いヒゲやくせヒゲも効率よく剃り上げられるという。なお、ドラムレザー刃の素材には、硬度と靱性に優れるという日立金属の「YSSヤスキハガネ」を採用している。

新搭載の「ドラムレザー刃」刃の角度は27度と鋭い小さい方のドラムレザー刃は、横方向に動く。このため、濃いひげやくせヒゲも効率よく剃り上げられるという

 また、外刃の開口面積を従来比で10%拡張。従来モデルの約152平方mmから約175平方mmに広げることで、くせヒゲや長いヒゲ、アゴヒゲも効率よく捕らえられ、早剃りが可能になるという。

 ヘッド部は、顔の曲面にフィットするように、上下、前後、左右にフレキシブルに動く「3Dフィッティングシステム」仕様。剃り残しを抑え、滑らかに深剃りできるという。また、ヒゲの濃い部分はパワーをアップし、薄い部分はノーマル運転に切り換える「ビゲナビ」機能も新たに採用した。パワーはボタンによる手動操作でも選択できる。

 手入れをサポートする機能としては、外刃と内刃が同時に洗浄できる「内蔵クリーニングウォッシャー」を追加した。これは、ヘッドホルダーを外して水道水を流しながら電源を入れると作動する。音波振動で水流を拡散、外刃と内刃のヒゲくずや皮脂を一度に洗い流す機能で、シェーバーをいつも清潔に使用できるという。

 本体サイズは、64×50×160mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は約210g。電池はリチウムイオン電池で、充電時間は1.5時間。電池残量の表示は3段階。本体カラーはブラック。

従来モデルの外刃(右)と、ロータリージーソード(左)の外刃の面積の違い。約10%広くなっている
ヘッドが動き、肌にフィットしやすい「3Dフィッティングシステム」を採用ヒゲが濃い部分になると、パワーを上げる「ヒゲナビ」機能
音波振動で水流を拡散、外刃と内刃のヒゲくずや皮脂を洗い流す「内蔵クリーニングウォッシャー」も備える

 下位機種として、「RM-GTX1」も発売する。基本的な性能はRM-GTX2と同じだが、ヒゲナビが省略され、電池残量の表示がランプの点滅による催促になる点が異なる。希望小売価格は35,700円。本体カラーはブラックとホワイト。

RM-GTX2と比べると、“ヒゲナビ”がなく、電池残量の表示が催促になる「RM-GTX1」。写真はブラックホワイト




(正藤 慶一)

2010年10月7日 16:26