パナソニック、汚れに合わせて運転するエコナビ搭載の食器洗い乾燥機
パナソニックは、汚れや食器量に合わせて運転を制御するエコナビを搭載した「卓上型食器洗い乾燥機 NP-TR3」を5月1日より発売する。希望小売価格はオープンプライス。店頭予想価格は85,000円前後。
卓上型食器洗い乾燥機 NP-TR3 | 本体正面 |
センサーで食器の汚れの状態や、食器の量を感知して運転を制御する「エコナビ」機能搭載の食器洗い乾燥機。本体には庫内の水の濁り具合で食器の汚れを感知する「汚れセンサー」と、庫内の温度上昇のスピードで食器量を感知する「食器量センサー」を搭載する。NP-TR3では、さらに省エネ、節水機能を高めるために、庫内の洗浄水の泡立ち具合ですすぎの水量を調節する「泡センサー」を新たに搭載した。
泡センサーでは庫内の水位で、洗浄水の泡立ち具合を検知し2段階で判定、泡立ちの少ない時はすすぎ工程で節水するというもの。泡の量が多い場合、泡を消すために水の量を多く投入する必要があるが、泡立ちが少ない場合はそれほどの水量が必要ではないとして、すすぎ工程での水の量を少なく調節するという。
また、汚れセンサーも改良した。従来では汚れの量を検知し、汚れの量が少なかった場合すすぎの回数を2回から1回に減らしていたが、NP-TR3では洗い時間や洗い温度なども自動で制御するという。
庫内には3つのセンサーが搭載され、食器量、汚れの状態、泡立ちに応じて運転を自動的に制御する |
これらのセンサーの自動制御によりエコナビ運転時は通常運転時に比べ、最大約20%の節水、最大約18%の節電が見込めるという。また運転時間も最大で約10%短縮できるとする。エコナビ運転時の1回あたりのランニングコストは最小20円で、通常運転に比べると最大約4円の節約になるという。
センサーで運転を制御するエコナビ運転では節水/省エネ/時短ができるという |
パワー除菌ミストでは大きさの異なる2つのミストを発生する |
また、従来食器洗い乾燥機では落ちにくかったがんこな汚れに対応するため通常60~70℃のすすぎ温度を80℃のお湯で行なう「80℃すすぎモード」も新たに追加した。
本体には最大53点の食器を収納できる大容量食器かごを採用する。
本体重量は約20kg。最大消費電力は1,165W/1,180W(50Hz/60Hz)。運転音は約36dB/38dB(50Hz/60Hz)。本体カラーはホワイト。
(阿部 夏子)
2010年3月11日 15:44