パナソニックの第2四半期は減収減益。冷蔵庫好調、エアコン不調

 パナソニックは、2009年度の第2四半期(7月~9月)連結決算を発表。売上高は、前年同期比の23.3%減となる3兆3,332億円、営業利益は同87.4%の大幅減となる289億円で、468億円の純損益となった。

 同社では、一部の地域で市況の下げ止まりが見られたとしつつも、世界的な不況と需要の縮小、新興国市場や低価格品への需要シフトといった市場構造変化が、一度に進行したため、依然として厳しい状況が続いているとしている。

 生活家電を取り扱うアプライアンス部門の売上高は、同18%減となる5,382億円。製品別では、冷蔵庫が同1%増となる326億円だったが、エアコンは同17%減の523億円と、エコポイント対象製品で明暗が分かれる結果となった。

 2009年度の通期については、純損益を1,400億円に設定。第1四半期で発表した1,950億円の純損益という予想から、営業利益の増加による赤字幅縮小を見込んでいる。



(正藤 慶一)

2009年10月30日 17:15