エレクトロラックス、静音性や排気の清潔性にこだわった掃除機
「UltraOne」
エレクトロラックス「UltraOne(ウルトラワン)」。写真は6月のインテリアライフスタイル展にて参考展示されたもの |
吸込仕事率290Wのキャニスター型の布パック式掃除機で、排気の清潔性/ゴミの吸引力/静音性にこだわった点が特徴となる。
排気の清潔性については、床ノズルから本体まで密閉性を高め、吸い取ったホコリをすべて排気フィルターに通すように設計した「密閉構造&エアフロー(Aeroproシステム)」機構を導入。またダストバッグには、空気が通りやすく目詰まりもしにくい合成繊維容量の「S-バッグ」を採用。さらに、排気用のフィルターには、0.05~0.15μm以上の微細なチリを99.95%キャッチするという「排気フィルターHEPA13(S-フィルター)」を採用する。
これらにより、掃除機全体では、0.3μm以上のホコリを99.9997%除去できるという。
排気の清潔性を高めるための構造。全体を密閉構造とすることで、空気やホコリの漏れを防いでいる |
静音性では、「密閉構造&エアフロー」により、空気漏れによる音を軽減。また、本体内に空気の通り道を確保してモーターへの負担を減らし、さらにモーター周辺には消音材を設けることで、モーターによる音と振動を吸収している。運転音は、最小パワー時は「ささやき声に近い」という42dBとなっている。
ゴミの吸引力については、「密閉構造&エアフロー」により空気が流れやすい構造となっており、またノズルには、両脇からもホコリが吸い込める「床ノズル」を採り入れている。この結果、ダストピックアップ率(国際電気標準会議が定める、カーペット上のゴミを吸い取る能力を表わす数値)は77.7%となっている。
本体内では、モーターへの負担を減らすため、幅広設計で空気の流れ道を確保している | モーター周辺には消音材を配置。運転音は最小で“ささやき声に近い”という42dBとなった |
床のノズルには、両脇に開口部を設け、周囲のホコリも吸い込める形状とした。なお、床ノズルにはこのほかに2点、小型ノズルとして3点付属する |
なお、本製品における排気の漏れの少なさ、最小パワー時の静音性、ダストピックアップ率については、第三者機関の調査によれば、実売5万円以上のプレミアム機種の中ではいずれも「業界No.1」だという。
このほか、操作がしやすいよう人間工学に基づいて設計された「Aeroproエルゴハンドル」、家具に接触した場合の衝撃を緩和する「流線型バンパー」や「ソフトタイヤ」も採用されている。また「音」についてもこだわりを見せており、ダストバッグカバーの開閉音や、操作ボタンを押した際の音、ソフトタイヤの音などで、心地よい音が鳴るように設計されているという。
本体サイズは495×314×247mm(幅×奥行き×高さ)で、本体重量は7kg。消費電力は約230~1,000W。集塵容量は5L。本体カラーはアイスホワイト。
同社では「UltraOne」について、「エレクトロラックスの歴史を塗り替える、最高級の掃除機」「約100年の技術の粋を尽くした究極の掃除機」としている。
同社が第三者機関に依頼した、排気中のホコリ密度の比較。UltraOneは、実売5万円以上の他社機種と比較して、最も排気漏れが少ないという結果となった。なお表のうち、左半分がダストバッグ式、右半分がサイクロン式 |
第三者機関による、掃除機から1m離れた位置の運転音の比較調査。エレクトロラックスは最小で42dBと、高い静音性を発揮している |
ダストピックアップ率の比較でも、77.7%とNo.1の結果に |
吸込仕事率とダストピックアップ率の相関図。同社では、「『Ultra One』は適度な吸込率で最大限にゴミをキャッチする」としている |
(正藤 慶一)
2009年9月14日 16:41
-ページの先頭へ-