7月の家電出荷額は前年同月比2.1%減の1,334億円

~大型冷蔵庫、空気清浄機、ドライヤーが好調

 社団法人日本電機工業会(JEMA)は、2009年7月の生活家電製品の国内出荷実績を発表。国内出荷金額は1,334億円で、前年同月比で2.1%のマイナスとなった。これで2月より6カ月連続の対前年割れとなった。

 製品別では冷蔵庫が好調。出荷金額は同5.3%増となる533億円で、8カ月連続で前年同期比を上回っている。JEMAではエコポイント制度の影響があると分析しており、特にポイントが多く貰える401L以上の大型クラスは、4カ月連続の2ケタ増となる10.7%増の395億円。台数ベースでも同7.5%増となっている。

 空気清浄機も好調で、金額では同113.4%増の14億円、台数でも同42.8%増の44万2千台と、いずれも7カ月連続のプラスとなった。加湿機能付きに限ると、台数ベースで同439.4%増と、驚異的な伸びを記録している。

 またドライヤーも、金額で同33.7%増の13億円、台数で同6.9%増の32万2千台と、ともにプラスとなった。髪が潤うとされる「マイナスイオン式」のドライヤーに限ると、台数ベースで同32.7%増と、全体の約7割を占めている。

 その一方で、洗濯機や掃除機、IHクッキングヒーターなど、金額・台数ともマイナスを記録する製品カテゴリーも多くなっている。
2008年7月から2009年7月までの出荷金額の月別推移


(正藤 慶一)

2009年8月26日 00:00