【次世代照明技術展】
KMW、トンボをデザインした防犯カメラ付きLED街灯

 LEDや有機ELなど、次世代の照明装置・部品・材料の展示会「次世代照明技術展 〜ライティングジャパン〜」が、4月15日、東京ビッグサイトで開幕した。会期は17日までの3日間。入場料は5,000円だが、事前登録で無料になる。本誌ではLED電球など、家庭用の照明器具を中心にお伝えする。


 

トンボ形のLED街灯「DRAGONFLY」
 韓国のKMW社のブースでは、トンボのデザインを採用したLEDの街灯「DRAGONFLY」を展示している。

 名前の通りトンボ(英語でDRAGONFLY)のデザインを採用した街灯。4枚の羽根と尾の部分にLEDがいくつも搭載されている。トンボの“頭”の部分には防犯カメラが搭載されており、夜道を照らすとともに、市民の安全を守る目として機能するという。さらに、ポールの部分には携帯電話などの移動体通信用アンテナも備えられている。

 日本での導入例は現在のところないが、韓国ではソウル市の市役所にて導入が検討されているという。

LEDは4枚の羽根と尾の部分に搭載されているポール部分には携帯電話など移動体通信用のアンテナも備わっている

トンボの「頭」部分は防犯カメラカメラが撮影した映像。写真を撮っている記者の姿も監視されていた


 また、公園やテーマパークに溶け込むよう蝶をデザインした「BUTTERFLY」、海沿いの地域向けにカモメの形をした「GULL」も展示された。いずれも防犯カメラは搭載されていない。GULLは韓国でも実際に設置されており、ポールには2012年に開催される博覧会の告知プレートも設置されている。

蝶をかたどった「BUTTERFLY」こちらも羽根一面にLEDが搭載されている。触覚の先も光っている
カモメをデザインした「GULL2012年に開催される博覧会の告知プレートも備わっている。ブースの係員の話によれば、「GULL」は韓国では実際に設置されているとのこと



(本誌:正藤 慶一)

2009年4月16日 00:00