【次世代照明技術展】
興和、面で光るLEDモジュールを搭載したスタンドライトなど
LEDや有機ELなど、次世代の照明装置・部品・材料の展示会「次世代照明技術展 ~ライティングジャパン~」が、4月15日、東京ビッグサイトで開幕した。会期は17日までの3日間。入場料は5,000円だが、事前登録で無料になる。本誌ではLED電球など、家庭用の照明器具を中心にお伝えする。
面で光るLEDモジュール「ELシリーズ」を光源として搭載するスタンドライトの試作品 |
ELシリーズは、103.5×55.4×11.5(幅×奥行き×厚さ)、重量は60gという、小型で薄型、かつ軽量のLEDモジュール。本体内部にはLEDが埋め込まれており、このLEDの光を本体内の導光板で反射することにより、点光源のLEDを、有機ELのように面で均一に発光できる仕組みになっている。同社ではELシリーズのメリットについて、優れた発光効率と光の均一性、小型・薄型ならではの汎用性の高さなどを挙げている。
ELシリーズの消費電力は4W。1立方m当たりの輝度は17,000カンデラ。全光束が190lm。40cm直下の照度は375lx。光の色は電球色/白色/自然白色の3種類が用意される。
ELシリーズのLEDモジュール。光源は点光源のLEDながら、有機ELのようにキレイに面で光っている | 手に持ったところ。60gととても軽い。本体下部の出っ張った部分にLEDが搭載されている |
導光板の仕組み。内部の微細な突起に光を反射させることで、点光源のLEDを面で光らせている | 光色は電球色(右)、自然白色(中央)、白色(左)の3種類が用意されている |
ブースでは、このELシリーズのモジュールを組み合わせたペンダントライト、デスクライト、フットライト、ベースライトの試作品が公開されている。同社では夏を目標に、ELシリーズ搭載した照明の製品化を進めているという。
ELシリーズのモジュールを搭載したLEDデスクスタンドの試作品。本体カラーはホワイト | レッドとブラックも用意される |
ELシリーズのLEDモジュールを2基搭載している | ライト部を横からみたところ。かなり薄い |
ペンダントライトはモジュールを6基採用 | フットライトはモジュールをそのまま貼り付けたようなデザインとなっている |
モジュールを40基搭載したベースライト | 興和株式会社は、ビタミン剤「キューピーコーワゴールド」でもお馴染み。今回のLEDモジュールは興和の電機光学事業部が設計・製造した |
(本誌:正藤 慶一)
2009年4月16日 00:00
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