パナソニック、余分な塩分と脂を落とすビルトイン型オーブンレンジ


 

3つ星ビストロ NE-DB901
 パナソニックは、余分な塩分と脂を落として調理できるビルトイン型のオーブンレンジ「3つ星ビストロ NE-DB900/901」2機種を開発。グループ会社のパナソニック電工より、7月1日に発売する。希望小売価格は、本体カラーがブラックの「NE-DB900」が262,500円、シルバーの「NE-DB901」が273,000円。電源は単相200Vを使用する。

 

食材を両面から焼き上げる「両面グリル」調理の仕組み

 オーブン/電子レンジ/スチーム(過熱水蒸気)/グリル機能を備えたビルトイン式のオーブンレンジで、食材を両面から焼き上げる「両面グリル」調理が特徴。これは、マイクロ波を吸収する「ヘルシーグリル皿」の上に食材を置くことで、グリル皿の熱と、ヒーターからの輻射熱、スチームを合わせ、両面をこんがりと焼き上げるというもの。電源にはハイパワーな200Vを使用しており、効率よくグリル皿が高温になるため、短時間で余分な塩分や脂を落としてヘルシーに調理できるという。

 同社では、塩分と脂を落としてヘルシーに調理できる機能を、単相200Vを使用するビルトインタイプとしては「業界初」としており、「鳥の照り焼き」や「焼き魚」といった焼き物料理も、フライパン並みのスピードで、裏返すことなく自動で調理できるという。

ヘルシー調理による、脂と塩分の削減量。スチームなしの調理よりも、約2倍削減できている

 

 また、視認性を向上するため、2004年に発売した従来機種「NE-DB800」と比べ、液晶画面の面積を1.6倍、文字の高さを1.5倍と大きくした。さらに、より見やすいようホワイトバックライトを採用している。液晶画面のサイズは「業界最大」だという。

 操作性の面では、操作ボタン上部には、次の操作を誘導する「大型ネクストサイン」を設け、操作手順が分かりやすいようにした。加えて、ボタン数を従来機種に比べ半分に減らし、機能を集約。より使いやすくした。

 デザイン面では、ハンドル部など全体の色調を同社のIHクッキングヒーターと合わせ、キッチンに統一感がでるような仕様にしている。

 本体サイズは596×520×575~635mmで(幅×奥行き×高さ)で、庫内サイズは394×309×25mm(同)。庫内容量は33L。重量は42kg。

操作パネル。大きな液晶画面と、機能を集約した操作ボタンが特徴。ボタン上部には、次の操作を案内する「大型ネクストサイン」が用意される

液晶画面のサイズは、従来機種比で約1.6倍に大型化同社のIHクッキングヒーターとセットで設置した画像。キッチンに一体感が出るよう、同じようなデザインを採用している


(本誌:正藤 慶一)

2009年4月2日 16:43