東芝、吸込仕事率が“業界No.1”の紙パック式掃除機「メガホイール」

メガホイール VC-P200D

 東芝は、吸込仕事率が620Wで“業界最高”クラスの紙パック式掃除機「メガホイール VC-P200D」を5月30日より発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は5万円前後。

 メガホイールは、狭い場所での操作性を向上させるために、直径18cmの大径タイヤを搭載し、旋回幅を抑えた掃除機。従来はサイクロン式のみの展開だったが、VC-P200Dでは紙パック式を採用している。

 VC-200Dでは、業界No.1の吸込仕事率620Wを実現しているのが特徴。吸引力をあげるためにまず、高効率モーターを新たに開発した。さらに、内部の風路の流れを改善するために、モーターを斜めに取り付けている。これにより、内部の風路を真っ直ぐに保つことが可能になり、従来に比べてモーターと吸引口の風路のズレを解消できたため吸込み率を高く保持できるという。

 

従来製品とVC-P20Dの、本体内のイメージ図。モーターの位置を変え、風路を最適化した

 操作面では、左右の大径タイヤにより、旋回幅が約64cmとなり、狭い場所でも簡単に方向転換できる。タイヤにはソフト加工が施されているため、床への負担が少なく、段差も楽に乗り越えられるという。

 

左右のタイヤを大きくすることで、操作性を向上している
 

 ヘッド部分には、モーターを搭載した「自走式コンパクトパワーヘッド」を採用。回転ブラシの軸を太くすることで、自走性を高め、髪の毛などが絡みにくいのが特徴。またヘッドの上面には床上のハウスダストを吸い込むための吸気口、「床上ダストゲッター」を設けた。

 そのほか替え用の回転ブラシとして、フローリングのザラつきを拭き取る「拭き取り用・かき取り用回転ブラシ」、床面の目地の奥や、壁際などの掃除に便利な「毛足の長いブラシ」を用意する。また、ヘッドが壁に当たった際の衝撃を抑えるための「大型壁際クッション」も用意されている。

 排気対策としては、ダニや花粉を集塵し、更に抗菌効果もある「フラボノイドフィルター」を採用。これにより、0.5μm以上の微細塵を約99.9%捕らえるとしている。そのほか、紙パックにが脱臭効果の高い「ゼオライト脱臭」機能を搭載している。

 運転モードには、床面の状態やブラシの状態を自動で制御し、吸引力を調節する「エコ自動モード」を搭載している。

シルバー

 本体サイズは、266×367×269mm(幅×奥行き×高さ)。重量は4.4kg。消費電力は1,000W。
集塵容積は1.7L。本体カラーはレッドとシルバーの2色。






(阿部 夏子)

2009年5月15日 00:00