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ミーレ、アレクサ対応の洗濯機やオーブンなどスマート化をさらに拡大
2017年9月1日 16:38
ドイツの大手家電メーカー・ミーレは、ドイツ・ベルリンで9月1日~9月6日に行なわれる大規模な家電の展示会「IFA2017」に併せて、8月30日(現地時間)に記者会見を行なった。会見では、今年の主要製品を発表。同社では、IFAをもっとも重要な展示会と捉え、ブース展示にも非常に力を入れている。国内での売り上げが非常に好調で、2016年~2017年(6月締め)の売り上げは前年比で6.8%増を記録しているという。
アレクサ対応の家電製品
ミーレでは、インターネットと連携したスマートハウスへの取り組みの一環として、Amazonの音声認識技術「Alexa(アレクサ)」との連携を進める。オーブンや洗濯機、冷蔵庫など様々な製品との連携を進めており、たとえば冷蔵庫の温度帯や、洗濯機の工程の進み具合など、アレクサに音声で尋ねると、音声で応える。
しかし、安全上の問題などもあり、どこまで連携するかどうかは、現在模索中だという。電源のON/OFFの操作ができるのは、現時点ではオーブンのみとしている。
転勤族に便利なリースのドラム式洗濯機。
「新たなチャレンジ」として、この秋からスタートするのが、ドラム式洗濯機のリースシステム「BlueHorizon」。本体の設置や、ミーレ独自の洗剤供給も含めたサービスで、若い世代や転勤や引っ越しが多い人に向けてスタートする。
料金体制は3つ用意しており、使用頻度が低い人向けに1回4.99ユーロ支払うコース、もう少し使用頻度が高い人向けに月10ユーロ払い、1回使うごとに2.9ユーロ支払うコース、使用頻度が高い人向けに年250ユーロ支払うコースがある。いずれもミーレ専用の洗剤も込みの料金となる。
専用のポータルサイトが立ち上げられ、ユーザーはコスト管理や、プログラム、メンテナンスなどを自分で確認できる。10月からドイツ国内で、パイロットプロジェクトが台数限定でスタートする。
2つのカメラを搭載してたロボット掃除機
ミーレ、2代目となるロボット掃除機「Scout RX2」もこの秋から発売する。外出先から、室内の様子を確認できるカメラと、室内を検知して効率的な掃除を行なう2つのカメラを搭載する。
従来より改良を重ねて、集塵能力は約3倍にアップしているという。アプリとの連携機能も備えており、遠隔操作やタイマー設定が可能なほか、掃除の進捗状況を確認することもできる。
また、本体のカメラが撮影した映像をライブで確認できる。ペットの状況や、侵入者がいないかどうかなどを外出先から確認できるという。