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2017年度の電気機器の生産は高水準の見通し、JEMA発表
2017年3月17日 00:00
日本電機工業会(JEMA)は、2017年度の電機機器の見通しをとりまとめた。2017年度の重電・白物家電機器を合わせた電気機器の国内生産は5兆6,558億円、前年度比104.1%としており、ここ10年では高水準となる見通し。また、白物家電機器の国内出荷見通しは2兆3,037億円、前年度比100.4%としている。
JEMAでは、2017年度の世界経済は欧州を中心とする政治動向によって下押しされるリスクがあるものの、基本的には回復局面が続くとみており、米国の景気拡大についても期待。日本経済についても世界経済の回復を受け、外需や設備投資を中心に緩やかな成長が続くとみている。
一方、白物家電機器の2016年度国内出荷実績見込みは2兆2,948億円、前年度比102.1%と2年連続で前年を上回る。主要製品別にみると、天候不順の影響がみられたルームエアコンが99.9%、冷蔵庫が100.6%と前年度並みの見込み。洗濯機はまとめ洗いや大物洗いのニーズで注目を浴び、108.2%、掃除機も101.4%と堅調だった。なお、前年度のインバウンド需要により好調だったジャー炊飯器は97.7%の見込みで一服感が見られるとしている。