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デロンギ、Apple HomeKitに対応したIoTバージョンの「マルチダイナミックヒーター」

 デロンギ・ジャパンは、Apple HomeKitに対応したヒーター「デロンギ マルチダイナミックヒーター Wi-Fiモデル」を、11月10日に1,000台限定で発売する。Apple TV 32GBとのセットモデル「MDH15WIFI-SET」の予想店頭価格は89,800円(税抜)、ヒーターのみの「MDH15WIFI-BK」は84,800円(同)。

デロンギ マルチダイナミックヒーター Wi-Fiモデル

 ±0.5℃の繊細な温度管理が可能な最上位機「デロンギ マルチダイナミックヒーター」に、Wi-Fiを搭載したモデル。電源のON/OFFや温度調節などがiPhone経由で設定できる。

熱源はニクロム線を金属製の“さや(sheath)”で覆ったシーズヒーターを採用
平均表面温度は約60℃。本体上部に燃えやすい物を落としても、火事になる心配はない。ただし洗濯物を置いて乾かすという使い方には非対応
5つの発熱モジュールを32通りの組み合わせで、秒単位で制御。外気が変化しても設定温度±0.5℃の範囲でキープする
iPhoneでの操作のほかに電源ON/OFFや温度調節、ecoモードの設定を、本体の操作部で行なえる
表示部。Wi-Fiに対応し、接続状況がすぐに分かる
キャスターが付いているので、家の中を移動させやすい

 iPhoneやiPadなどからの操作は、専用の「MD Heater」アプリに加え、Appleの「Home」アプリから行なえる。「MD Heater」では、電源のON/OFFや温度調節、電力レベル調節、スケジュール機能、ECOモード設定、チャイルドロックなどが設定可能。「暖房をつけて」や「温度を20度にして」など音声での操作にも対応する。

「MD Heater」アプリの温度の設定画面。直感的な操作ができる
スケジュール画面。曜日や時間によって細かく設定できる

 iOS 10からプリインストールされた、「Home」アプリに対応。これにより、Apple HomeKitに対応している様々な機器との一元管理が可能になるという。また、Apple TVがあれば、屋外からの遠隔操作にも対応する。

 例えばGPSを設定することで、自宅に近づいたら部屋を暖めはじめ、家についた瞬間に明るく温かい部屋が出迎えてくれる、というようなことも可能に。もちろん外出する際は、自宅から離れることで自動的に電源がOFFになるよう設定できる。

Apple「Home」アプリの画面。Apple HomeKit対応の多彩な機器との一元管理が可能
ヒーターや明かりなどの電源を一斉にON/OFFできる。出かける時に「Home」アプリでOFFにすれば、1つ1つの電源操作が不要になる

 本体サイズは495×275×665mm(幅×奥行き×高さ)で、重さは12.5kg。適用畳数は10〜13畳。消費電力は300W〜1,500W。本体カラーは、マットブラックとピュアホワイトの2色。

 なお製品発売と合わせて、11月10日から12日には、東京ミッドタウンで製品体験イベントが開催される。屋外に設置したボックスルームの中で、暖かさの可視化をテーマに、桜やオーロラなど、極上の暖かさが体験できるという。

製品体験イベントのイメージ図