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東芝、野菜室を約95%の高湿度に保つ「うるおい運転」を搭載した6ドア冷蔵庫

 東芝ライフスタイルは、野菜の鮮度を保つ野菜室を備えた6ドア冷凍冷蔵庫「VEGETA(ベジータ)」GR-K600FWX、GR-K600FWの2シリーズ計8機種を11月中旬より順次販売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は、26万円~33万円前後。

ダイヤモンドミラーカラーで内容積601Lの「GR-K600FWX」
面材違いの「GR-K600FW」は、クリアシェルホワイトとラピスアイボリーの2色展開

エチレンガスの分解力を高めた「新鮮 摘みたて野菜室」

 容量462L~601Lの6ドア冷凍冷蔵庫。よく使う野菜室を冷蔵庫の真ん中にレイアウトした点が特徴。新搭載の「新鮮 摘みたて野菜室」は、独自のツイン冷却により、高湿度の冷気を1日20回以上送る「うるおい運転」で、野菜の保存に最適といわれる約95%以上の湿度環境を保つという。

 さらに冷気を除菌・脱臭する湿度に保つ可視光応答型光触媒「ルネキャットユニット」に、従来比約3倍の光出力性能を持つLEDを新たに採用。エチレンガスの分解力が、前モデルの約1.3倍に向上した。特にエチレンガスの影響を受けやすいブロッコリー、キュウリ、ホウレンソウなどの野菜の鮮度保持に効果的という。

-4℃と伝熱性能の高いアルミトレイですばやく冷却する「速鮮チルド」

 チルドルームは、独自のツイン冷却により食品が凍らない-4℃前後の高湿度冷気を送り込み、魚や肉を急速に冷却して鮮度とおいしさを保持。新製品は、冷却モード「速鮮チルド」設定時の吹き出し風量の向上と、伝熱性能の高いアルミトレイでの効果で、冷却速度が従来比の約2.2倍に高まったという。

 新たに設けた「解凍」モードは、冷凍室で凍らせた食品を約30分で、包丁で切れる状態に解凍。半解凍状態のため、生のままでは柔らかくて切りにくい食品もきれいに薄く切れるほか、約1時間で、食品を-3℃のパーシャル温度帯まで解凍できるため、時短調理にも便利としている。

上下2段の薄型で見渡しやすいチルドルーム

 容量については、独自の高容積化技術「マジック断熱構造」により、断熱性能と強度を保持しながら、冷蔵庫の本体壁面を薄くすることで、横幅を抑えながら内容積の拡大を実現した。またコンプレッサーの能力を最適化、真空断熱材の高性能化により、省エネ性能を高めたという。

 さらに、従来の庫内天面に加え、使用者の視線に近いドア側からも照らすLEDの「フロントブライト照明」で庫内を見やすくしたほか、ドアに手を近づけると浮かび上がるスイッチ部に触れるだけで、ドアが開けられるタッチオープン(静電式)を採用するなど、利便性を高めている。

 一例として、「GR-K600FWX」の定格内容積は601Lで、本体サイズは、685×745×1833mm(幅×奥行き×高さ)。